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瑠璃色の補習

第6章 体育祭

『第一試合が始まります!選手のみなさんは競技場に集まってください!』

校舎に放送委員会の声が響き渡る。

今日は文化祭、修学旅行に続く大人気イベントの体育祭!!
はちまきを締めて気合いを入れている男子や可愛く髪をアレンジした女子で溢れかえっている。

今日は瑠璃もいつもは降ろしている長い髪をポニーテールにしている。

環奈「瑠璃、ポニーテール似合いすぎ!男子たちみんな瑠璃のこと見てるよ笑」

確かに今日はいつもよりよく人と目が合う気がしていた。

瑠璃「環奈の編み込みも可愛いよ!!自分でやったの?」

環奈「嬉しい!ありがとう!そう、今日は気合い入れてきたんだ!」

瑠璃「年に一度の体育祭だもんね!」

環奈「それにね、今日、ウチ、鷹野くんに告白しようと思ってるんだ!」

瑠璃「えっ?鷹野くんって、隣のクラスの⁉︎」

環奈「うん、中学の時から好きだったんだ、、」

鷹野くんは目立つようなタイプではないが誰にでも優しいので密かに女子人気が高い。

瑠璃「そっかー!応援する!!」

環奈「ありがとう!体育祭の日に告白すると成功するっていう迷信があるらしいんだ!瑠璃も好きな人いるなら今日がチャンスじゃない?瑠璃は好きな人いないの?」

瑠璃「えっ、、いないよ!」

口ではそう言ったものの思い浮かべる顔がある。

環奈「えー!ホント?瑠璃可愛いから告白したら断る男子なんていないと思うけどー!」

体育館に向かいながらそんな話で盛り上がっていると、、

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