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瑠璃色の補習

第6章 体育祭

???「お嬢さん方、ずいぶん楽しそうですねー!」

振り返るとそこにはさっき瑠璃が思い浮かべた人がいた。

環奈「あっ!せんせ!もしかして聞いてたー?」

瑠璃は不意に北沢に会えた事が嬉しいような照れくさいような気持ちになる。

北沢「別に聞きたくて聞いてたわけじゃねーよ!笑
お前らがキャピキャピしてたから聞こえちゃったの!」

環奈「えーどこから聞いてたの??」

北沢「え、早河に告られて嫌な男はいないってとこぐらいから笑」

環奈「なんだー、よかった!!」

北沢「何だって何だよ!聞かれちゃまずい話でもしてたのかよ?」

環奈「いやー全然!笑 先生も瑠璃に告白されて断る男子なんていないと思わない?」

環奈は軽口を叩いたつもりだろうけど、瑠璃の胸の鼓動は速まる。
チラッと先生の方を見ると目が合う。

先生はフッと口角を上げて笑うと

北沢「、、、。そうかもな笑 ポニーテール似合ってんじゃん」

そう言って先生は行ってしまった。

環奈「よかったね!瑠璃!似合ってるって!!ん?瑠璃??」

瑠璃「///、、、。」

環奈「ふーん、そういうことね笑」

どうやらカンのいい環奈には瑠璃の気持ちはお見通しのようだった。


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