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出会い系サイトのレイプマン

第1章 レイプマン登場

田中理沙は、ペンシル型ライトで、辺りを念入りに照らした。真理恵は、ちょっとだけ、ここにいて、あたしが、調べてくるわ、うん、分かったわ、理佐。薄暗い中を、ペンシル型ライトだけで、前に進むと、石段が視界に入って来た、やっぱり鉄の扉だわ、全部で13段の石段を登りきり、田中理沙は鉄の扉のドアに手をかけた。ガチャ、ギギーーズルズル、鉄の扉には鍵はなくて、あっさり開けることが出来た。洞窟の外に出ると、薄暗さは消えていて、すっかり朝になっていた。鉄の扉を開けて、初めに見えた光景はため池だった。高滝神社の裏側には、中学校の25メートルプールぐらいの広さのある、水がたまっていた。腐った落ち葉や、木の枝が辺り一面に浮いていた。さらに辺りを見渡すと、落ち葉が溜まっていて、歩いて行くことが出来た。右側の少し先には、高滝神社の石段が見えるではないか、田中理沙は高滝神社の石段まで、小走りになった。深夜と違い、恐い雰囲気は無くなっていた。

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