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ほしとたいようの診察室

第3章 お仕事&お仕事

最後に来たのは……


ぷ、プリンの食券が3枚?!


誰なのかと顔を上げたら、そこには優先生が立っていた。

「おや! 勢揃いじゃない。久しぶりだねぇ」

大河さんは誰にでも愛想良く振る舞う。
吹田先生も、優先生とも、顔なじみらしい。

わたしはぎこちない動作で、プリンを3つ、お盆に乗せる。今日ばかりは、プリンを見つめる目も輝かせられない。

「……す、スプーン、いくつ付けますか?」

「1つで大丈夫です」

優先生は、クールな表情で、まるで何でもないかのように言う。


それが、優先生の『普通』らしい。

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