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ほしとたいようの診察室

第9章 ひとときの外出





「家……って、のんちゃんの家?」




深く頷く。

意外な行き先に、これには陽太先生も驚いた様子を見せた。


陽太先生から離れてはいけない。

その約束がある以上、つまり、陽太先生を家に招くということになるのは承知の上だ。







「わたし、料理がしたいです」





俯いたまま、小さな、しかしはっきりした声で話す。





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