
ほしとたいようの診察室
第3章 お仕事&お仕事
「のんちゃん、ちょっと力入ってるかな。深呼吸してみようか」
叶恵さんに言われて、何とか呼吸をしながら、羞恥心に耐える。
「少し硬いのが入っていくよ〜、そのまま上手に息しててね」
検査をしてても、大海先生の口調は変わらない。
膣口に冷たい棒のようなものがあてがわれる。
「んっ……」
力が入ってしまい、少しも入らない。
大海先生の落ち着いた声がカーテンの向こうから聞こえた。
「のんちゃん、お腹の力はいれなくていいんだよ。ゆっくり息するだけでいいからね」
そうは言われたものの、コクコクと必死で頷く事しかできない。
「ごめんよ〜、ちょっと冷たいかもしれないけど、ゆっくり入れていくからね」
膣口にあてがわれたものが、自分の意思とは関係なく、侵入してくる。
恥ずかしさで、思わず声が漏れた。
「ん゛ぁ……いっ……」
「苦しいね、ごめんね」
「ンはぁ、はぁ……」
自分でも恥ずかしくてよく見た事もないところを男の先生に見られて、さらに恥ずかしさが募る。
足が震えた。
「もう終わりだよ〜、ごめんごめん、つらかったね」
器具が引き抜かれて、椅子が動く。
足はようやく元通りに閉じてくれた。
「のんちゃん、頑張ったね」
叶恵さんに声をかけられて、泣きそうになる。
直ぐに下着とズボンを身につけたけど、ぐっと膣に器具を入れられた感覚は、しばらく忘れられなかった。
