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ほしとたいようの診察室

第4章 心と身体

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side:のぞみ


新しい仕事にすぐに慣れるのは難しく、1ヶ月経ってもうまく仕事が回せないこともあった。

『最初は誰でもそんなもんよ』

と大河さんが励ましてくれるけど、小夜ちゃんはわたしより覚えが早くて、テキパキ仕事をこなしていく。差がついてしまうんじゃないかと必死になって仕事に慣れようとしていた。



それと……


薬の副作用が強く出た。
婦人科からもらった薬の影響で、吐き気と下腹部に痛みがあった。

一度、仕事中に吐き気が出て、立っていられなくなくなったことがあった。

「すみません、大河さん……ちょっと座っていいですか……?」

「?! のんちゃん、顔色悪いわよ! いいよいいよ、休みな!」

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