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ボールは友達!蹴っ飛ばせ!

第7章 遺書の行方

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 夜のトンネル、二人の男が話し合っている。
「これがコピーだ。」
「斎藤スバルの遺書、どうやって手に入れた?闇サイトのファイルですら削除されていた。」
「色々ツテがあるんだ。お前こそそれをどうする気だ?」
「斎藤スバルの父親に依頼されていてな。遺族だと言うのに遺書を見せてもらえていないそうだ。」
「これは日本が秘密裏にウクライナに軍事を派遣していたことの証拠になりかねないからな。」
「腐っていやがる。まあとにかく、また何かあったら頼むよ。」
「ああ。じゃあな。」
一人の男が紙を受け取り、車で走り去った。

直後、黒い車が現れ、その中にいる2人の男が残った男に銃口を向けた。

「・・・誰だ?国のものk____」
静かなトンネルに銃声が響き渡る。黒い車は、もうひとりの男を追って闇の中へと走り去った。

二日後、男は見つかり、黒い車に乗せられた。一人の男が話しかける。
「斎藤スバルの遺書はどこだ?」
「だ、誰だお前ら!?」
「質問に答えろ、死にたくなければな。」
「斎藤スバルの父親に渡した。残念だったな、今頃はネットにも載せられて国の悪事は・・・」
男は撃たれ、道端に捨てられた。黒い車は、斎藤家に向かって走り出した。

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