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シャイニーストッキング

第8章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一

 210 愛おしい想い

 本当は内心ホッとしていたのである…

 なぜならば一昨夜、昨夜と二夜連チャンで、しかも、計三回の射精をし、そして今夜もノンを抱いてきたばかりであったからである。
 つまりはさっきのノンとの逢瀬の段階で三夜連チャンの、しかも四回目となる射精をしてきており、そしてまだ二時間程しか経過していないという事になるのだ。

 さすがにいくら何でもヤバかった…
 だが、この私のオスの本能が、いや、オスの本性が今夜もきよっぺに逢うのだ、という選択をしたのである。

 そして今夜もこうして逢う、と、いう事は…
 このきよっぺを今夜もまた抱く、愛するという流れになる事は必至であり、そしてそうなった場合は爆死の可能性がかなりの確率で高かったであろうといえたのだ。

 それに、きよっぺもこうして生理になった事について謝ってくるという程に     
 私に愛されたい…
 抱かれたい…
 ヤりたかった…
 いや、ヤる気満々であった…
 と、いう事なのである。

「本当にごめんなさい…」

「あ、いや、そんな、謝らなくてもさぁ…
 それに、ヤるだけなつもりじゃないし…」
 と、調子がいいのだが、そう言うしかなかった。

「でもさぁ…
 今度はいつ…さぁ…」
 と、やや暗いトーンで言ってくる。

「あ…、そうか…」

 今夜は12日である、そして私は15日の遅くとも夕方迄には東京に戻るつもりでいるのだ…

 そして生理というモノは、少なくとも5、6日続くのだ、と、いう事はもう私とはヤれないし、今度いつ逢えるのかも分からない…
 と、いう事実を意味するのだ。
 
「せっかくさ…」
 そう囁きながら、カラダを更に寄せ、複雑に潤んだ大きな瞳を向けてくる。

「せっかくさ…
 あんなにすごくさ…
 感じられるようになったのにさぁ…」

 そんなことを囁いてくるきよっぺに対して、私は思わず愛しい想いが湧き起こり、抱き寄せて、強く抱き締めて、そしてその唇を塞いだのだ。

「あ…ん…」

 その愛しい想いは嘘、偽りはなかった…
 本当に堪らなく愛おしく感じたのである。
 そして私達は夢中になって唇を、舌を、唾液を、貪り合う様なキスをしていく。

「は、あ、ふ、こ、こっぺぇ…」
「き、きよっぺ…」

 お互いに名前を囁き合いながら、夢中になり、そして心を震わせながらキスをする…



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