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シャイニーストッキング

第8章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一

 217 唯一無二な存在

 舐めて感じているのか…

 ズキズキと、ウズウズと、心地良く昂ぶってくる。

 だが、ついさっき、ほんの二時間前、三夜連チャンの四回目の射精をしてきたばかりなのである、そう簡単にはイキそうも、射精感が湧くはずが無い、いや、無いはずであったのだが…
 なんと、徐々に射精感の昂ぶりが高まってきたのだ

 えっ、な、なんで…

 そしてきよっぺの舌の動き、絡まり、唇の微妙な加減に、亀頭が蕩けてしまいそうな感覚、いや、快感に覆われてきたのである。

 ジュルッ、ジュブ、ジュルル…

 ジュル、ジュボ、シュバ…

「あ、うぅ、あぁ…」
 その昂ぶる快感に、思わず喘ぎを漏らしてしまう。

 な、なんでだ…

 とにかく亀頭が蕩けてしまいそうなのである、そして、徐々に、ゆっくりと射精感が湧き起こってくる。

 ジュルッ、ジュブ、ジュルル…

 ジュル、ジュボ、シュバ…

 ああ、そうか…

 そうだ、そうだった…

 そういうことだ…


 きよっぺは性交という男性経験は僅かに二人のみ、そしてそれはつい三日前に私に抱かれて二人目となった位の性交としては未熟といえるのだ、また、私以外のもう一人の唯一といえた旦那であつまたその男は、自分よがりの自分中心なセックスを彼女にしていたのである。
 だから、そのせいできよっぺの性の感度は未熟、未成熟、未開発といえた。

 だが…

 こと、このきよっぺによる指と口唇の愛撫に関しては、遡る事約27年前から足掛けで約四年間、私を専属で愛してくれ、そして当時の発達途中、成長中な私の性に関する快感の感度の開発に彼女が最も影響を与えた、いや、決定づけたといえる絶対の、唯一無二な存在といえるのだ。

 だから私の怒張のどこを、どうすれば、どう強弱をつければ、どこを擦り、舐め、押せば、感じ、絶頂の射精をするのか…
 まるで赤子を捻る如くに、まるで手に取る様に、十分に分かっているはずなのである。

 だからいくら三夜連チャンの四回目の射精の二時間後であろうとも、五回目の射精に導く事など、きよっぺにとっては容易であるということなのであるのだ。

 そうだ、そうなんだよ…

 そんな自己暗示もあるとは思うのだが、そんな納得の快感が、射精の絶頂感が沸々と湧き起こってきたのである。





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