
シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一
242 『りっこ』
そういえば今、律子さんて呼んでいたな…
私が昼寝している間に二人はかなり話しを交わしていたみたいだ…
「あっ、でも、オレ達がここのプールに来るかなり前から着ていたって言っていたから…」
「あらそれじゃあ、それはないわね…
うふ、良かったじゃん…
こっぺおじちゃん…」
そう笑いながら言ってきた。
「おいおい、やめてくれよぉ」
どうやらノンもその呼称を気に入ったようである。
「そういえばさぁ、律子さんてさぁ…
元モデルの『松下りつこ』
あの『りっこ』だよねぇ?…」
突然、そう訊いてきた。
「えっ、元モデルって…」
それは初耳であった、いや、私は律子の過去の事なんて、ほぼ、全く知らないのだ。
「えっ、知らないのぉ…
知らないで付き合ってるのぉ…」
呆れ気味に言ってきた。
「うん…」
「ええー、そうなんだぁ…」
「そんなに有名なのか?」
「ううんとねぇ…」
…そこまで一般的には有名じゃないけどさぁ、確か律子さん『りっこ』は、某ファッション雑誌の3番手くらいの専属モデルでさぁ、あとその系列の美容関係の雑誌にも一時期は沢山載っていたのよ。
ほら、わたしも一応美容師ですから、そっちのファッションや美容関係はちゃんと勉強してたからさぁ。
だから、その某ファッション雑誌や美容関係の雑誌は欠かさず読んでいたし、綺麗だなぁって印象があったから…
私はそのノンの話しを訊いて驚いていた。
綺麗だとは当然、当たり前の様に思ってはいたのだが、まさか、元モデルとは…
「でもわたしの感覚では、雑誌に良く載ってたのは2、3年だった様なぁ…」
「……………」
「ほら、うなじにさぁ、小指の爪くらいの小さなホクロあるでしょう」
確かに律子のうなじにはホクロがある…
「なんかぁわたしにはそれが印象的だったのか、よく覚えててぇ…」
…さっきプールで初めて会った時に、なんか『りっこ』に似てるなぁって思ってたんだけどさぁ、そのうなじのホクロで確信したのよぉ…
確かに今日の律子はセミロングの髪をポニーテールに縛ってあるから、そのうなじのホクロが良く見えていた…
「そうなんだ…」
「でも今は銀座のデパートで働いてるんでしょう?
あんなに綺麗で活躍していたのにぃ、モデル業界は熾烈なのねぇ」
そう言ってきた。
そういえば今、律子さんて呼んでいたな…
私が昼寝している間に二人はかなり話しを交わしていたみたいだ…
「あっ、でも、オレ達がここのプールに来るかなり前から着ていたって言っていたから…」
「あらそれじゃあ、それはないわね…
うふ、良かったじゃん…
こっぺおじちゃん…」
そう笑いながら言ってきた。
「おいおい、やめてくれよぉ」
どうやらノンもその呼称を気に入ったようである。
「そういえばさぁ、律子さんてさぁ…
元モデルの『松下りつこ』
あの『りっこ』だよねぇ?…」
突然、そう訊いてきた。
「えっ、元モデルって…」
それは初耳であった、いや、私は律子の過去の事なんて、ほぼ、全く知らないのだ。
「えっ、知らないのぉ…
知らないで付き合ってるのぉ…」
呆れ気味に言ってきた。
「うん…」
「ええー、そうなんだぁ…」
「そんなに有名なのか?」
「ううんとねぇ…」
…そこまで一般的には有名じゃないけどさぁ、確か律子さん『りっこ』は、某ファッション雑誌の3番手くらいの専属モデルでさぁ、あとその系列の美容関係の雑誌にも一時期は沢山載っていたのよ。
ほら、わたしも一応美容師ですから、そっちのファッションや美容関係はちゃんと勉強してたからさぁ。
だから、その某ファッション雑誌や美容関係の雑誌は欠かさず読んでいたし、綺麗だなぁって印象があったから…
私はそのノンの話しを訊いて驚いていた。
綺麗だとは当然、当たり前の様に思ってはいたのだが、まさか、元モデルとは…
「でもわたしの感覚では、雑誌に良く載ってたのは2、3年だった様なぁ…」
「……………」
「ほら、うなじにさぁ、小指の爪くらいの小さなホクロあるでしょう」
確かに律子のうなじにはホクロがある…
「なんかぁわたしにはそれが印象的だったのか、よく覚えててぇ…」
…さっきプールで初めて会った時に、なんか『りっこ』に似てるなぁって思ってたんだけどさぁ、そのうなじのホクロで確信したのよぉ…
確かに今日の律子はセミロングの髪をポニーテールに縛ってあるから、そのうなじのホクロが良く見えていた…
「そうなんだ…」
「でも今は銀座のデパートで働いてるんでしょう?
あんなに綺麗で活躍していたのにぃ、モデル業界は熾烈なのねぇ」
そう言ってきた。
