
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
148 美冴さんとの電話(6)
「なるほどねぇ…
でも美冴さんは、今後、その元カレとは二度と会わないつもりなの?…」
そこでわたしは疑問を問うてみた…
『えっ、い、いや、全く会わないって訳には…』
するとそう言ってくる。
「ふうぅん、そうなんだぁ、今後も会ってしまう可能性があるのかぁ…」
おや、意外と身近な存在なのかな?…
『あ、はい、そうなんです…』
「でも美冴さんの感じからは、その元カレの事を嫌いではないって…感じてくるけど?…」
いや、まだ好意的なくらいにも感じてきていた…
『あっ、はい、嫌いではないです…
むしろ今でも好きではありますが…』
やはり、そうか…
「が…?、元サヤにはなる気はない…」
まさかとは思うのだが、敢えて訊いてみる…
『あ、はい、そうです、全く無いですね…
ただ…』
「え、ただ?…」
ただ…なんだろうか…
『今後、何かのきっかけでまた会っ時に、会う度に…』
「うん、わかるわぁ…
その度にヤリたがられるのが面倒だし、嫌なのよねぇ…」
わたしはその美冴さんの言葉に、この前の武石健太との再会の事や、つい昨日、偶然再会してしまった俳優であり、昔の黒歴史そのものの『三山蓮太郎』こと『三山蓮』の存在を思い浮かべてしまったのである。
そして…
正にその通りであり、特に『三山蓮』に関してはまだまだ未練たっぷりに感じてしまっていたのだ。
『は、はい、そうなんです…
やっぱりゆかりさんもそうなんですか?…』
美冴さんはそう訊いてきた。
そしてわたしはその質問に、心の想いのままに答えたのである。
それは、ついこの前に思った想い…
「ヤラせてあげちゃえばいいのよ」
だけど、相手が健太であることだけは絶対に秘密であり、バレたくもない…
『えっ…』
すると美冴さんは、そんなわたしの言葉を受けて絶句した。
「美冴さんさえ嫌でなければ、一度、ヤラせてあげちゃえばいいのよ…」
そしてわたしはその勢いのままに言葉を続けたのだ。
『や、ヤラせちゃうんですか…』
驚いた声でもう一度訊いてくる。
「うん…、ヤラせちゃうの」
そのわたしの言葉に、電話の向こう側で美冴さんが驚いた顔をしているのが想い浮かばれた。
『……………』
すると美冴さんは無言になる…
「なるほどねぇ…
でも美冴さんは、今後、その元カレとは二度と会わないつもりなの?…」
そこでわたしは疑問を問うてみた…
『えっ、い、いや、全く会わないって訳には…』
するとそう言ってくる。
「ふうぅん、そうなんだぁ、今後も会ってしまう可能性があるのかぁ…」
おや、意外と身近な存在なのかな?…
『あ、はい、そうなんです…』
「でも美冴さんの感じからは、その元カレの事を嫌いではないって…感じてくるけど?…」
いや、まだ好意的なくらいにも感じてきていた…
『あっ、はい、嫌いではないです…
むしろ今でも好きではありますが…』
やはり、そうか…
「が…?、元サヤにはなる気はない…」
まさかとは思うのだが、敢えて訊いてみる…
『あ、はい、そうです、全く無いですね…
ただ…』
「え、ただ?…」
ただ…なんだろうか…
『今後、何かのきっかけでまた会っ時に、会う度に…』
「うん、わかるわぁ…
その度にヤリたがられるのが面倒だし、嫌なのよねぇ…」
わたしはその美冴さんの言葉に、この前の武石健太との再会の事や、つい昨日、偶然再会してしまった俳優であり、昔の黒歴史そのものの『三山蓮太郎』こと『三山蓮』の存在を思い浮かべてしまったのである。
そして…
正にその通りであり、特に『三山蓮』に関してはまだまだ未練たっぷりに感じてしまっていたのだ。
『は、はい、そうなんです…
やっぱりゆかりさんもそうなんですか?…』
美冴さんはそう訊いてきた。
そしてわたしはその質問に、心の想いのままに答えたのである。
それは、ついこの前に思った想い…
「ヤラせてあげちゃえばいいのよ」
だけど、相手が健太であることだけは絶対に秘密であり、バレたくもない…
『えっ…』
すると美冴さんは、そんなわたしの言葉を受けて絶句した。
「美冴さんさえ嫌でなければ、一度、ヤラせてあげちゃえばいいのよ…」
そしてわたしはその勢いのままに言葉を続けたのだ。
『や、ヤラせちゃうんですか…』
驚いた声でもう一度訊いてくる。
「うん…、ヤラせちゃうの」
そのわたしの言葉に、電話の向こう側で美冴さんが驚いた顔をしているのが想い浮かばれた。
『……………』
すると美冴さんは無言になる…
