
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
208 反撃…
「わたしはさぁ、東京に憧れ、ドラマに憧れ、そして大学入学と共に上京してきたのよぉ…
だけどさぁ、大した大学じゃないからさぁ、なかなか就職が難しくってさぁ…」
と、美咲ちゃん劇場が復活したようである。
楽しいお話しならば大歓迎ではある…
だが…
わたしの隣の杉山くんはかなり熱を帯びてきていた、いや、絡めている脚を通して彼の熱さが伝わってきていたのだ。
重なる部分がかなり熱い…
もうからかうのは終わりにしてあげようかな…
わたしはそう思い、さりげなく絡めた脚を外そうと左脚に力を入れ、そして態勢をズラそうと何気に杉山くんの太腿に左手を置いた。
あ……
すると、瞬時にその太腿に置いた左手に杉山くんの右手が重なってきたのである。
その杉山くんの右手の感触に、今度はわたしがビクッと反応してしまった…
そして、なんと、その右手の指先が絡んできたのである。
あ、え……
わたしは急にドキドキしてきてしまう。
そう、杉山くんの攻撃、いや、今度は杉山くんの反撃である…
絡まってきている杉山くんの指先が熱い…
微妙に汗ばんでいる。
そしてそれからは杉山くんの必死の想いが伝わってきたのだ…
「ま、松山さんはどこ出身なんすか?」
すると杉山くんはなんと、わたしに指先を絡めさせながら美咲ちゃんにそんな問い掛けをしてきたのだ。
完全に、杉山くんなりの必死の反撃なんだ…
「あ、はい、わたしは新潟県の新潟市です…」
「へぇ新潟県なんすかぁ、あ、鈴木さんは栃木県っすよねぇ」
「おう、そう、栃木県の宇都宮市だよ」
鈴木くんがそう返す。
「そういえば大原本部長も栃木県っすよねぇ?」
と、杉山くんはいきなりわたしに問い掛けてきた。
「えっ、あ、そ、確か…そうよね…」
やられた…
完全に形勢が逆転してしまった…
わたしは突然の杉山くんの指先の絡まりに戸惑い、動揺しているタイミングでいきなり問い掛けられてしまい、何とか返答はしたのだが、かなり慌ててしまったのである…
「わたしはさぁ、東京に憧れ、ドラマに憧れ、そして大学入学と共に上京してきたのよぉ…
だけどさぁ、大した大学じゃないからさぁ、なかなか就職が難しくってさぁ…」
と、美咲ちゃん劇場が復活したようである。
楽しいお話しならば大歓迎ではある…
だが…
わたしの隣の杉山くんはかなり熱を帯びてきていた、いや、絡めている脚を通して彼の熱さが伝わってきていたのだ。
重なる部分がかなり熱い…
もうからかうのは終わりにしてあげようかな…
わたしはそう思い、さりげなく絡めた脚を外そうと左脚に力を入れ、そして態勢をズラそうと何気に杉山くんの太腿に左手を置いた。
あ……
すると、瞬時にその太腿に置いた左手に杉山くんの右手が重なってきたのである。
その杉山くんの右手の感触に、今度はわたしがビクッと反応してしまった…
そして、なんと、その右手の指先が絡んできたのである。
あ、え……
わたしは急にドキドキしてきてしまう。
そう、杉山くんの攻撃、いや、今度は杉山くんの反撃である…
絡まってきている杉山くんの指先が熱い…
微妙に汗ばんでいる。
そしてそれからは杉山くんの必死の想いが伝わってきたのだ…
「ま、松山さんはどこ出身なんすか?」
すると杉山くんはなんと、わたしに指先を絡めさせながら美咲ちゃんにそんな問い掛けをしてきたのだ。
完全に、杉山くんなりの必死の反撃なんだ…
「あ、はい、わたしは新潟県の新潟市です…」
「へぇ新潟県なんすかぁ、あ、鈴木さんは栃木県っすよねぇ」
「おう、そう、栃木県の宇都宮市だよ」
鈴木くんがそう返す。
「そういえば大原本部長も栃木県っすよねぇ?」
と、杉山くんはいきなりわたしに問い掛けてきた。
「えっ、あ、そ、確か…そうよね…」
やられた…
完全に形勢が逆転してしまった…
わたしは突然の杉山くんの指先の絡まりに戸惑い、動揺しているタイミングでいきなり問い掛けられてしまい、何とか返答はしたのだが、かなり慌ててしまったのである…
