
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
209 形勢逆転
やられた…
完全に形勢が逆転してしまった…
わたしは突然の杉山くんの指先の絡まりに戸惑い、動揺しているタイミングでいきなり問い掛けられてしまい、何とか返答はしたのだが、かなり慌ててしまったのである…
「もちろん知ってますよぉ、しかも大学も後輩ですから」
鈴木くんはそう少し誇らしげに言ってきた。
「そうなんですよねぇ、この会社はさすがに超一流企業だから、殆ど皆さん凄い大学出身なんですよねぇ…
それに佐々木部長にしたって…」
と、美咲ちゃんまでわたしに振ってくる。
「え、あ、いや、わたしは、たまたま幼稚舎からだから…」
「いやいや、普通の、ましてやわたし達の地方出身者は、まず、その幼稚舎自体に縁がないですからぁ…
それにぃ、この杉山くんがぁ、一ツ橋大学卒業だなんて…
信じられないしぃ…」
再び、彼女は元気になってきた。
「え、そんなぁ、ヒデェなぁ…
ね、部長…」
もう完全に杉山くんはわたしに対して強気に反撃をしてきていた…
そしてそうやって話しを振ってきながら、反応を覗くかの様にわたしの目を見つめてきたのだ。
あぁ、やられた…
そしてまだ、わたしのドキドキは、動揺は治まらない。
完全に杉山くんをナメていた…
油断していた…
いくら『シロウト童貞』とはいえ、杉山くんは男なのだ…
それも、もう25歳の大人の男なのである…
「え、あ、うん、わ、わたしも、杉山くんの出身大学には、驚いたわよ…」
「うわっ、部長までヒデェなぁ」
杉山くんは苦笑いする。
「いや、俺も…」
鈴木くんもそう続く。
「だからぁ、わたしなんて二流大学だからさぁ」
と、彼女は自分を卑下してくる。
「でも、チャンスきたじゃないっすかぁ」
すると杉山くんは、そんなタイムリーないい言葉を言ってきた、のだが、まだ、わたしはそれどころではなかった。
いや、逆にそんないい言葉を言った杉山くんを更に感心して見てしまったのだ。
おや、やっぱり、わたしは彼を、杉山くんをナメていたみたいだわ…
やられた…
完全に形勢が逆転してしまった…
わたしは突然の杉山くんの指先の絡まりに戸惑い、動揺しているタイミングでいきなり問い掛けられてしまい、何とか返答はしたのだが、かなり慌ててしまったのである…
「もちろん知ってますよぉ、しかも大学も後輩ですから」
鈴木くんはそう少し誇らしげに言ってきた。
「そうなんですよねぇ、この会社はさすがに超一流企業だから、殆ど皆さん凄い大学出身なんですよねぇ…
それに佐々木部長にしたって…」
と、美咲ちゃんまでわたしに振ってくる。
「え、あ、いや、わたしは、たまたま幼稚舎からだから…」
「いやいや、普通の、ましてやわたし達の地方出身者は、まず、その幼稚舎自体に縁がないですからぁ…
それにぃ、この杉山くんがぁ、一ツ橋大学卒業だなんて…
信じられないしぃ…」
再び、彼女は元気になってきた。
「え、そんなぁ、ヒデェなぁ…
ね、部長…」
もう完全に杉山くんはわたしに対して強気に反撃をしてきていた…
そしてそうやって話しを振ってきながら、反応を覗くかの様にわたしの目を見つめてきたのだ。
あぁ、やられた…
そしてまだ、わたしのドキドキは、動揺は治まらない。
完全に杉山くんをナメていた…
油断していた…
いくら『シロウト童貞』とはいえ、杉山くんは男なのだ…
それも、もう25歳の大人の男なのである…
「え、あ、うん、わ、わたしも、杉山くんの出身大学には、驚いたわよ…」
「うわっ、部長までヒデェなぁ」
杉山くんは苦笑いする。
「いや、俺も…」
鈴木くんもそう続く。
「だからぁ、わたしなんて二流大学だからさぁ」
と、彼女は自分を卑下してくる。
「でも、チャンスきたじゃないっすかぁ」
すると杉山くんは、そんなタイムリーないい言葉を言ってきた、のだが、まだ、わたしはそれどころではなかった。
いや、逆にそんないい言葉を言った杉山くんを更に感心して見てしまったのだ。
おや、やっぱり、わたしは彼を、杉山くんをナメていたみたいだわ…
