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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 131 ビアンな夜(72)

「あんっ、や、やん、み、みさ……」
 この爪先の親指の弄りがゆかりのクリトリスを的確に攻めて、激しく感じてきたようであった。

「あ、あん、や、やん…」
 そして、とうとう舐めていた唇を離してきたのだ…

「はぁぁ、ふぅん…」
 だが、まだかろうじて膣を弄り、太腿に触れてはきていたのだが、わたしの爪先攻撃が効果的に感じさせているようで…
 再び攻守が逆転しそうになっていた。

 ああ、なんとかひと息できそう…
 とりあえずゆかりの攻めが緩んできたのだ

 危なかった…
 だって、あまりにも感じ過ぎて狂いそうになっていたから…

 万が一…
 この快感に狂い過ぎてしまいまた自律神経の暴走が始まってしまうのが怖いのだ…
 だが、昨夜、あれだけ和哉に愛され、激しく感じたけど大丈夫ではあった。

 でも…
 万が一がある…

 だって…
 アブノーマル的な同性愛の抱擁だから…
 昂ぶりの度合いがいつもとは違うから…
 怖かった…

 だが…
 突然、ゆかりは必死に腰をズラし、動かして、爪先攻撃を外してきたのである。
 そして間髪入れずに再び、唇と舌先でクリトリスを攻めてきたのである。

 また形勢が戻ってしまう…

「はぁんっ、っくう……」
 再び、激しい快感の電流が全身を走り抜けてきた。
 そして喘ぎ、震え、身悶えをしてしまう。

 そう…
 わたしは脚も感じるのだが、やはりこのクリトリスが一番感じるのだ…

 だから…
 再び、抗う力が抜けてしまった。

 そしてゆかりは更に舌先でクリトリスを激しく弄り、人差し指と中指も中に挿入れて、グリグリとグラインドさせてきたのだ。

「あっ、やん、ゆ、ゆかりぃ…」
 その二本指の快感のグラインドの刺激に、まるでダムが決壊したかの様に子宮の奥から激しい絶頂感の波が溢れてきた。

「あん、やん、や、イッ、イクぅ、や、んっ、っくうぅぅぅ……」

 もうダメだった…
 溢れる絶頂感に激しく喘ぎ、震え、意識さえも…
 飛びそうになってしまっていた…


「あぁ、っくうぅぅぅ………」

 こんな快感…
 絶頂感は…
 初めてだ…
 
「……っくうぅぅぅぅ………」

 わたしは全身を激しく震わせながら…

 イッてしまう…

「………ぅぅ………………」
 
 そして意識も…

 飛んでしまう…





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