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シャイニーストッキング

第4章 絡まるストッキング3 大原本部長と佐々木ゆかり部長

 22 ストッキングラバー

 なぜなら、昔の尖っていた頃ならば、迷わずそうしていた筈なのである、だからもう迷わない事に決めたのだ…

 タクシーは律子の高層マンションに到着した。
 そして30階の何もない、殺風景な律子の部屋に入る。
 だが、相変わらず夜景は素晴らしかった。


「ああ…あ、な、た…」
 部屋に入るなり律子はそう囁きながら、私に思い切り抱き付いてきたのだ。
 そして私はそんな律子を抱き留め、唇を交わしながらベッドへと倒れていく。

「あぁ、あなたぁ…」
 律子は既に、心震えるような、感極まった声で喘いできていた。
 この律子の声に、喘ぎに、思わず心が震え、蕩けてくる。
 そして、この8頭身の抜群のプロポーションを誇示するかのような、濃紺のタイトなワンピースを上からゆっくりと撫で回しながら愛撫をしていく。

「はぁぁ…んん…」

「り、律子…」

 盛んに甘い吐息を漏らしてくる唇を吸う。
 舌を貪り、甘い垂涎を交わし、飲む。
 これだけでも心が蕩けていくようなのであった。
 そして自らの手でこの美しい魅惑的な光沢の艶を放ってくる、限りなく透明な黒いストッキング脚に触れていくのだ。
 すでに律子の脚は興奮の昂ぶりにより、しっとりと全体的に濡れており、ストッキングの薄いナイロン繊維と一体化をしていた。

 そうなのだ、彼女も、律子も…

 ストッキングフェチの心理を理解し…

 自身でも自らのストッキング脚の美しい魅力を理解し…

 ストッキングを愛でる…

 ストッキングラブ、ストッキングラバーな女なのだ…

 そんなしっとりと濡れてもう一つの第二の肌となっているストッキング脚を愛でて、撫でていくと、その第二の肌はまるで手の平に吸い付いてくるようなのである。
 それはストッキング脚フェチ心には堪らない感触であり、肌触りなのだ。

「はぁぁ…あ、な、たぁ…」
 舌を貪るキスと、愛しむように撫でる手の愛撫に律子は既に昂ぶり、身悶えをしてくる。

 そして私は律子の背中に手を回し、ゆっくりとタイトなワンピースのジッパーを下ろしていくのだ。

「あぁぁ…」

 ジー…

 ジッパーを下げると美しい真っ白な背中が露わになる。
 私は思わずその美しい背中に唇を這わせていくのだ。
 甘い香りが鼻腔を刺激してくる。

 これがゆかり曰く、シャネルの香りか…




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