 
シャイニーストッキング
第4章 絡まるストッキング3 大原本部長と佐々木ゆかり部長
 40 新たな存在感
コールセンター部は損害保険対応をしている為に、365日、24時間営業をしている、そして毎晩、夜勤勤務にも約10名前後は出勤しているのだ。
だからこの時間に出勤してもコールセンター部内部は意外と賑やかなのである。
前にいた第三営業部も外資系だったから、時差の関係でこんな感じに朝イチでも意外に賑やかだったなぁ…
俺はそんな想いを感じながら仮の『準備室』の第二会議室へ入る。
「あっ…」
ドアを開けた途端に突然、微かに甘い、ムスク系の香りが鼻腔を刺激してきたのだ。
「あ、おはよう健太くん、早いのね…」
なんとそこには蒼井美冴さんがいた。
「あ、お、おはよう美冴さん…あ、いや、蒼井さんだ…」
俺は一気にドキドキしてしまう。
俺にとっての新たな存在感が目の前にいたのである…
薄いえんじ色のひざ丈のスーツ姿に、薄いブラウンの艶やかなストッキングを穿いているその姿は、正に俺にとっての新たな『姫』的な存在感といえるのを今、この目の前にいる蒼井美冴さんを見て心から実感したのである。
「あ、蒼井さんこそ、随分と早いですね…」
 
「うん…」
その彼女の目には
分かってるくせに…
と、いう意が現れていた。
二人にしかわからない、アイコンタクトであったのだ。
ああ、今朝も美しい…
だが、昨夜泣いたせいもあり、その目がやや腫れていた。
だが、微妙にわからないレベルである。
それを知っているのは俺だけだ…
そして昨夜のあの美冴さんの美しい痴態が脳裏に浮かんできた。
「あっ、なんか今、変な事考えてるでしょう…」
「えっ、あ、いや、ち、違いますよ」
バレていた、ドキッとしてしまう。
 
「今朝、佐々木部長から電話もらって…」
俺は慌ててそのバレた邪な想いを誤魔化す意味でも、今朝のゆかり部長からの電話の内容を説明する。
「ふぅん、なるほどね、ま、健太くんにはぴったりの役目だわ…」
さすがゆかり部長だわ…
美冴さんは妙に納得すしていた。
「おはようございます…」
その時『仮、準備室』である会議室のドアが開く。
新たなメンバーが出勤してきたのだ。
「じゃあ、俺は外にいますから…」
「うん…」
俺は会議室を出て、コールセンター部の入り口辺りに立つ。
美冴さんにいきなり会っちゃったよ…
コールセンター部は損害保険対応をしている為に、365日、24時間営業をしている、そして毎晩、夜勤勤務にも約10名前後は出勤しているのだ。
だからこの時間に出勤してもコールセンター部内部は意外と賑やかなのである。
前にいた第三営業部も外資系だったから、時差の関係でこんな感じに朝イチでも意外に賑やかだったなぁ…
俺はそんな想いを感じながら仮の『準備室』の第二会議室へ入る。
「あっ…」
ドアを開けた途端に突然、微かに甘い、ムスク系の香りが鼻腔を刺激してきたのだ。
「あ、おはよう健太くん、早いのね…」
なんとそこには蒼井美冴さんがいた。
「あ、お、おはよう美冴さん…あ、いや、蒼井さんだ…」
俺は一気にドキドキしてしまう。
俺にとっての新たな存在感が目の前にいたのである…
薄いえんじ色のひざ丈のスーツ姿に、薄いブラウンの艶やかなストッキングを穿いているその姿は、正に俺にとっての新たな『姫』的な存在感といえるのを今、この目の前にいる蒼井美冴さんを見て心から実感したのである。
「あ、蒼井さんこそ、随分と早いですね…」
「うん…」
その彼女の目には
分かってるくせに…
と、いう意が現れていた。
二人にしかわからない、アイコンタクトであったのだ。
ああ、今朝も美しい…
だが、昨夜泣いたせいもあり、その目がやや腫れていた。
だが、微妙にわからないレベルである。
それを知っているのは俺だけだ…
そして昨夜のあの美冴さんの美しい痴態が脳裏に浮かんできた。
「あっ、なんか今、変な事考えてるでしょう…」
「えっ、あ、いや、ち、違いますよ」
バレていた、ドキッとしてしまう。
「今朝、佐々木部長から電話もらって…」
俺は慌ててそのバレた邪な想いを誤魔化す意味でも、今朝のゆかり部長からの電話の内容を説明する。
「ふぅん、なるほどね、ま、健太くんにはぴったりの役目だわ…」
さすがゆかり部長だわ…
美冴さんは妙に納得すしていた。
「おはようございます…」
その時『仮、準備室』である会議室のドアが開く。
新たなメンバーが出勤してきたのだ。
「じゃあ、俺は外にいますから…」
「うん…」
俺は会議室を出て、コールセンター部の入り口辺りに立つ。
美冴さんにいきなり会っちゃったよ…
 
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