シャイニーストッキング
第17章 ほつれるストッキング 1 佐々木ゆかり
54 松下律子秘書(1)
彼、大原常務と少し話したかな、と思ってチラと見ていたら、蒼井美冴が、今度は、こっちの席に来た。
「なんか、かなり、盛り上ってるみたいじゃないのぉ?」
そして、そう話し掛け…
「あ、美冴さん、だってぇ、この杉山くんが、まさかの一橋大学卒って訊いてぇ」
と、武石健太が彼女に話す。
やはり、このこの二人の雰囲気は、間違いなく付き合っているみたい…
「ええっ、杉山くんてぇ、一橋大学卒なのぉっ?」
「あぁ、やっぱりそうなりますよねぇ」
と、蒼井美冴が驚くと、伊藤敦子がそうおどける。
「うわぁ、もぉ、美冴さんまでぇ…」
と、杉山くん。
「いやぁ、だってぇ、杉山くんが一橋大学卒なんてぇ……ねぇ、松下さん…」
今度は、蒼井美冴が、わたしに振ってきた。
「えっ、あ、あぁ、はい…」
実は、さっきからわたしたちは…
この話題で盛り上っていたのである。
「うわぁ、そんなぁ、松下さんまでぇ、それはないっすよぉ」
だけど、この杉山くんの明るいキャラクターは、まるで…
男性版の越前屋さんそのものに、わたしは感じていた。
本当に明るけ、楽しく、どうやらわたしの元に、挨拶がてら訪れたらしいのだが…
その、彼の魅力的なキャラクターによって、やや、緊張気味であった、武石健太と伊藤敦子の二人まで、瞬く間に和ませたのである。
また、この伊藤敦子は、越前屋さんと同期で、友達らしく…
いや、まったくこの二人へ正反対なキャラではあるのだが、この杉山くんというキャラクターによって、アッという間に、和んでしまったのだ。
そして、もちろん、警戒心たっぷりのわたしも、いつの間にかに、この三人と和み、楽しく会話を交わしていたのである…
それは、越前屋さんと同じように、人の空気を変えてしまうマジックみたいであった。
ついこの前、ふと、彼、大原常務が呟いていた…
『意外とこんな越前屋みたいなタイプが、天下を取るんじゃないのかなぁ…』
を、正に彷彿させるキャラクターと、存在感ともいえる。
だから…
さっきまでの、いや、この飲み会に参加する本来の、わたしの佐々木ゆかりに対する敵対心丸出しの勢いと、狙いが…
この杉山くんによって、すっかり殺がれてしまっていた―――
彼、大原常務と少し話したかな、と思ってチラと見ていたら、蒼井美冴が、今度は、こっちの席に来た。
「なんか、かなり、盛り上ってるみたいじゃないのぉ?」
そして、そう話し掛け…
「あ、美冴さん、だってぇ、この杉山くんが、まさかの一橋大学卒って訊いてぇ」
と、武石健太が彼女に話す。
やはり、このこの二人の雰囲気は、間違いなく付き合っているみたい…
「ええっ、杉山くんてぇ、一橋大学卒なのぉっ?」
「あぁ、やっぱりそうなりますよねぇ」
と、蒼井美冴が驚くと、伊藤敦子がそうおどける。
「うわぁ、もぉ、美冴さんまでぇ…」
と、杉山くん。
「いやぁ、だってぇ、杉山くんが一橋大学卒なんてぇ……ねぇ、松下さん…」
今度は、蒼井美冴が、わたしに振ってきた。
「えっ、あ、あぁ、はい…」
実は、さっきからわたしたちは…
この話題で盛り上っていたのである。
「うわぁ、そんなぁ、松下さんまでぇ、それはないっすよぉ」
だけど、この杉山くんの明るいキャラクターは、まるで…
男性版の越前屋さんそのものに、わたしは感じていた。
本当に明るけ、楽しく、どうやらわたしの元に、挨拶がてら訪れたらしいのだが…
その、彼の魅力的なキャラクターによって、やや、緊張気味であった、武石健太と伊藤敦子の二人まで、瞬く間に和ませたのである。
また、この伊藤敦子は、越前屋さんと同期で、友達らしく…
いや、まったくこの二人へ正反対なキャラではあるのだが、この杉山くんというキャラクターによって、アッという間に、和んでしまったのだ。
そして、もちろん、警戒心たっぷりのわたしも、いつの間にかに、この三人と和み、楽しく会話を交わしていたのである…
それは、越前屋さんと同じように、人の空気を変えてしまうマジックみたいであった。
ついこの前、ふと、彼、大原常務が呟いていた…
『意外とこんな越前屋みたいなタイプが、天下を取るんじゃないのかなぁ…』
を、正に彷彿させるキャラクターと、存在感ともいえる。
だから…
さっきまでの、いや、この飲み会に参加する本来の、わたしの佐々木ゆかりに対する敵対心丸出しの勢いと、狙いが…
この杉山くんによって、すっかり殺がれてしまっていた―――
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