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シャイニーストッキング

第5章 絡まるストッキング4 和哉と美冴1

 77 5年前、あれから…(63)

 ああ、かずやぁ…

 わたしのその触れられている脚が、まるで心臓にでもなったかのように

 ドキドキ、ズキズキ、ドキドキ、ズキズキ…
 と、疼きを昂ぶらせてきていた。

 わたしの心が和哉のその指先の感触に集中していく。

 ああ…

 生理でなければ…

 すぐにでも…

 すぐにでも抱かれたい…

 抱かれたかった…

 ああ…かずや…

 皮肉にも歓迎の生理が仇になってしまったのである。

 そして反射的に手を伸ばし、わたし自身も和哉のジーンズの足に触れていったのだ。
 そのわたしの指先が触れた瞬間に、和哉の足はビクンと震えた。

 あ、かわいい…

 わたしは自らの手の指先を、ゆっくりと和哉のジーンズの上から撫でていった。
 そして指先が、和哉の股間に触れていく。

「あっ…」
 その瞬間に、小さな喘ぎを漏らし、再びビクンと小さく震える。
 そして和哉の指先は、わたしの生理に遠慮してなのか太腿以上には侵入ってこないでいた。
 だがわたしは積極的に指先を動かしていったのだ、なぜならばさっきまでの嫌な想いを忘れる為にも、和哉を弄るこの指先の動きに集中するしかなかったからなのである。

 かわいい和哉を感じさせたい…
 わたしの想いはその衝動に集中していく。
 
 あっ…

「あっ…」
 既に股間はパンパンに、まるで腫れているかのように勃起っていたのだ。

 すごい、こんなに…

 やがてわたしの指先は股間のジッパーを探り当て、ゆっくりとジッパーを下ろし、そしてその隙間に侵入っていく。

「うっ…」
 和哉はビクンと身震いをし、わたしの太腿に触れている手に力が入る。
 そしてわたしのその指先には、和哉の熱い情熱が、脈打ち、震えていた。

 ああ、かずや…

 愛している…

 もう…

 もう、わたしには…

 わたしには、和哉しかいない…

 和哉しかいなくなってしまった…

 そしてわたしの指先が、和哉自身を直接握っていく。






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