
シャイニーストッキング
第5章 絡まるストッキング4 和哉と美冴1
99 5年前、あの後…(6)
その日の僕は、ショックと動揺でミスを連発し、とても仕事にはならなかった。
「もお和哉くんたらぁ、美冴さんのショックはわかるけどぉ、頑張ってよぉ…」
と、朱美さんにからかわれてしまう程であったのだ。
そしてなんとか仕事を終え、急いで駐車場を確認したのだが、やはり美冴さんのクルマはなかった。
よしっ、電話してみようっ…
そう思い、ファミレス隣のコンビニの公衆電話でダイヤルをプッシュする。
『お掛けになった電話番号は現在使われておりません…』
電話番号が解約されていた…
「なんで…」
思わず声が出てしまう。
美冴さんにいったい何があったのだ…
何が起きたのだ…
これではまるで、突然の失踪ではないか…
ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ…
胸が騒めいてくる。
失踪…
家出…
「あっ…」
不意に嫌な想いが浮かんできた。
僕との関係が旦那さんにバレてしまったのか…
ザワザワと嫌な胸騒ぎが湧いてくる。
そうだ、僕との事が旦那さんにバレてしまったのだ…
そうだ…
間違いない…
あんな約二週間、毎日のように逢っていたのだから、バレてしまったに違いない…
だから僕に黙って携帯電話を解約し、パートも辞めたのだ。
僕のせいだ…
禁断の関係がバレてしまったのだ…
ザワザワとした想いが増してくる。
いや…
いや待てよ…
だったら旦那さんが僕に対して怒鳴りこんでくるか、何らかのアクションがあるんじゃないのか…
だがリアクションも、何も無いし、何も起こらなかった。
違うのか…
じゃ、なんだ…
このまるで失踪は、何なのだ…
不意に、昨夜の美冴さんの時折していた悲しい目が浮かんでくる。
いったい美冴さんに何があったのだ…
何が起こったのか…
美冴さん…
みさえさん…
みさえ…
その日の僕は、ショックと動揺でミスを連発し、とても仕事にはならなかった。
「もお和哉くんたらぁ、美冴さんのショックはわかるけどぉ、頑張ってよぉ…」
と、朱美さんにからかわれてしまう程であったのだ。
そしてなんとか仕事を終え、急いで駐車場を確認したのだが、やはり美冴さんのクルマはなかった。
よしっ、電話してみようっ…
そう思い、ファミレス隣のコンビニの公衆電話でダイヤルをプッシュする。
『お掛けになった電話番号は現在使われておりません…』
電話番号が解約されていた…
「なんで…」
思わず声が出てしまう。
美冴さんにいったい何があったのだ…
何が起きたのだ…
これではまるで、突然の失踪ではないか…
ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ…
胸が騒めいてくる。
失踪…
家出…
「あっ…」
不意に嫌な想いが浮かんできた。
僕との関係が旦那さんにバレてしまったのか…
ザワザワと嫌な胸騒ぎが湧いてくる。
そうだ、僕との事が旦那さんにバレてしまったのだ…
そうだ…
間違いない…
あんな約二週間、毎日のように逢っていたのだから、バレてしまったに違いない…
だから僕に黙って携帯電話を解約し、パートも辞めたのだ。
僕のせいだ…
禁断の関係がバレてしまったのだ…
ザワザワとした想いが増してくる。
いや…
いや待てよ…
だったら旦那さんが僕に対して怒鳴りこんでくるか、何らかのアクションがあるんじゃないのか…
だがリアクションも、何も無いし、何も起こらなかった。
違うのか…
じゃ、なんだ…
このまるで失踪は、何なのだ…
不意に、昨夜の美冴さんの時折していた悲しい目が浮かんでくる。
いったい美冴さんに何があったのだ…
何が起こったのか…
美冴さん…
みさえさん…
みさえ…
