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シャイニーストッキング

第6章 絡まるストッキング5 和哉と健太

 54 真実(まみ)①

「ま、まみ…」
 僕はアパートに戻るなり、真実を引き寄せ抱き締める。

「あ、あん、か、和哉ぁ」
 僕は堪らなかったのである、あのファミレスの帰り道、徒歩だと約15分は掛かるのだが、その距離を僕達二人は手を繋ぎ、会話をしながら帰ってきたのだ。
 そして歩きながら、時折、カラダ同士が触れ合い、そして赤いボディコン気味のカラダの線がはっきりわかるワンピースに視線が夢中になってしまい、更にスカートからハイヒールへと伸びているカタチのよい艶々なストッキングが余計に僕のフェチ心を、オスの昂ぶりを刺激してきていたのであった。

 早くアパートに戻ってこの真実を抱きたい…

 やりたい…

 このストッキング脚を舐めたい…

 そんな衝動が、アパートに着いたと同時に爆発してしまったのである。
 だから僕は、アパートの玄関のドアを閉めた瞬間に真実を引き寄せ、抱き締め、そして、やはり真っ赤な口紅を舐めるようにキスをしたのだ。

「あ、んん…かずやぁ…」
 僕は抱き締めながら真実の舌を貪り吸う。

「は、ふ、ま、まみぃ…」
 そして彼女と唾液を交わしていく。
 既に僕のチンポは激しく昂ぶり、疼きまくっていた。

「あ、ね、ねぇ、ど、どしたのぉ…」
  僕の激しい衝動の抱擁に真実は違和感を訴えてくる。
 確かに、今まで、付き合い始めて約四カ月、僕自身もここまでの衝動を感じたことはなかったかもしれない、いや、なかった。
 だが、今の僕はこの衝動を抑えられなかった。

 早く、真実を抱き、やりたい…
 この想いしか脳裏にはなかったのだ。

「あん、かずやぁ、ベッドへ…」
 真実はそう訴えてくる。
 そして僕は真実を抱き締め、キスをしながら、ベッドへともつれていった。

「あん、あぁん…」
 僕達はキスをしながらベッドへと倒れ込み、そして胸をまさぐっていく。

「あぁん、ねぇ、ま、まだ、ヒールが…」
 あまりに僕が荒々しかったので、真実の赤いハイヒールが片足だけ脱げないままであったのだ。

 あっ…

 ストッキング脚フェチの僕にとって、それは願ってもない展開であるといえる。





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