
シャイニーストッキング
第6章 絡まるストッキング5 和哉と健太
53 綺麗なお姉さん
僕は、そんな康くんの言葉に素直に喜んだ。
「そうかなぁ、康くん、ありがとう…
ところでさぁ、今日さぁ、綺麗なお姉さん的な一人の女性客来なかったかな…」
だが、僕の本心は違う想いで一杯なのであったのである。
「ええっ、綺麗なお姉さん的っすかぁ、随分とアバウトなぁ…」
「あ、ごめん、だけど…
もしも、見掛けたら、わかる筈なんだ…」
「あっ、いやぁ、まだ見てないっすねぇ…
和哉さん、なんかあるんすか…」
「いや、あれさ、昨夜来店したんだが、レジがバタバタしちゃってお釣り間違えちゃってさ、気になっちゃってさ…」
と、咄嗟にそう嘘をついたのだ。
いや、あながち嘘ではなかった、昨夜280円で300円貰っちゃったのだが、あの学生団体の流れに、多分、動揺していた美冴さんは20円のお釣りを貰わずに消えてしまったのだから…
「そうっすかぁ、でぇ、綺麗なお姉さん的だったんで気になってんすねぇ」
「ま、まあ、そんなとこ…」
そう康くんに咄嗟に誤魔化した、さすがに五年越しの待ち人なのだとは言える筈もない。
そして軽くそんな会話をして、真実のいる席へと戻る。
「ごめん、お待たせ…」
「うん…」
「なんか、急に、バイト休んじゃってバタバタしてるんだって…」
僕は真実に一応、これからの9連休の万が一に備えて、予防線を張っておく。
「そうなんだぁ、大丈夫なの…」
「あ、うん、今夜はとりあえず大丈夫らしい…」
そうなのである、それにさすがに昨夜の今夜には美冴さんの来店はない、と、感じていたのだ。
なぜならば、さすがに美冴さんも色々と思う事や、考える事もあるはずだし、この連休中の予定もある筈なのだ、だから、もしも再び訪れてくれるとしても、明日以降なのではないか…と、僕はそう考えていたのである。
そしてその考えも大切なのではあるのだが、なによりも、今夜、この真実を抱きたい…
という、若いオスの欲求が、そして昨夜の美冴さんとの再会による昂ぶった想いの自慰の余韻が僕をそう切望させてくるのであったのだ。
そしてなによりも、この真っ赤なボディコンのワンピースから覗く、艶々のこのストッキングが、この赤いハイヒールが、僕のフェチシズムの嗜好を昂ぶらせ、疼かせてきていたのである…
僕は、そんな康くんの言葉に素直に喜んだ。
「そうかなぁ、康くん、ありがとう…
ところでさぁ、今日さぁ、綺麗なお姉さん的な一人の女性客来なかったかな…」
だが、僕の本心は違う想いで一杯なのであったのである。
「ええっ、綺麗なお姉さん的っすかぁ、随分とアバウトなぁ…」
「あ、ごめん、だけど…
もしも、見掛けたら、わかる筈なんだ…」
「あっ、いやぁ、まだ見てないっすねぇ…
和哉さん、なんかあるんすか…」
「いや、あれさ、昨夜来店したんだが、レジがバタバタしちゃってお釣り間違えちゃってさ、気になっちゃってさ…」
と、咄嗟にそう嘘をついたのだ。
いや、あながち嘘ではなかった、昨夜280円で300円貰っちゃったのだが、あの学生団体の流れに、多分、動揺していた美冴さんは20円のお釣りを貰わずに消えてしまったのだから…
「そうっすかぁ、でぇ、綺麗なお姉さん的だったんで気になってんすねぇ」
「ま、まあ、そんなとこ…」
そう康くんに咄嗟に誤魔化した、さすがに五年越しの待ち人なのだとは言える筈もない。
そして軽くそんな会話をして、真実のいる席へと戻る。
「ごめん、お待たせ…」
「うん…」
「なんか、急に、バイト休んじゃってバタバタしてるんだって…」
僕は真実に一応、これからの9連休の万が一に備えて、予防線を張っておく。
「そうなんだぁ、大丈夫なの…」
「あ、うん、今夜はとりあえず大丈夫らしい…」
そうなのである、それにさすがに昨夜の今夜には美冴さんの来店はない、と、感じていたのだ。
なぜならば、さすがに美冴さんも色々と思う事や、考える事もあるはずだし、この連休中の予定もある筈なのだ、だから、もしも再び訪れてくれるとしても、明日以降なのではないか…と、僕はそう考えていたのである。
そしてその考えも大切なのではあるのだが、なによりも、今夜、この真実を抱きたい…
という、若いオスの欲求が、そして昨夜の美冴さんとの再会による昂ぶった想いの自慰の余韻が僕をそう切望させてくるのであったのだ。
そしてなによりも、この真っ赤なボディコンのワンピースから覗く、艶々のこのストッキングが、この赤いハイヒールが、僕のフェチシズムの嗜好を昂ぶらせ、疼かせてきていたのである…
