
シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2
35 真夏の夜の夢の終わり
わたしを捜す…
と、いう、この和哉の五年間の青春の、大学生活のテーマが、目標が、想いを遂げたのであるから、いや、果たせたのであるから、明るい和哉になったのだ。
あの五年前のわたしの失踪の事が分かった…
そして、これからの進路、人生最初の岐路の進むべき道標も指し示されて見えてきた…
和哉の顔付きがすっかり変わった感じがする。
ああ、昔の、あの五年前の和哉だ…
あの和哉が、今、このわたしの目の前に蘇って現れた…
あのかわいい、大好きだった和哉がいる…
そして、ずっと、この五年間、わたしの脳裏の片隅にしまっておいた和哉との禁断の想い、あの罪悪感が消えたのだ。
これで本当に、和哉とわたしの五年間が終わった…
あの真夏の夜の夢の様な始まりの夜が、ようやく終わりを告げる事ができた…
そう、心から実感し、思われた。
それはこの目の前にいる和哉のスッキリとした顔を見て、更に実感されたのである。
それにこの想いはまず第一に、和哉がスッキリできれば良いのであった。
終わるのである…
「全部スッキリできたの…」
とりあえず、わたしは訊いた。
「はい、全部スッキリしましたぁ…」
にこやかに、軽やかに、和哉は返事をしてくる。
「これで僕の五年間の迷走の時間が終わり、終わりにできます…
そして明日から、新しい一歩を踏み出す事ができそうです…
美冴さんありがとう…」
「そ、そんな、ありがとうだなんて…
元はといえば、わたしがあんな消え方しなければ…」
「それは、もういいんです、それを云ってしまうとまた、堂々巡りになっちゃいますから…」
「そうか…」
「それよりも、今も、いや、今迄以上に綺麗でいてくれてありがとうございます…」
そんな和哉の言葉に、わたしは感無量の想いが湧いてきてしまうのである…
そしてまだ、わたし達二人の再会の夜は終わらない…
わたしを捜す…
と、いう、この和哉の五年間の青春の、大学生活のテーマが、目標が、想いを遂げたのであるから、いや、果たせたのであるから、明るい和哉になったのだ。
あの五年前のわたしの失踪の事が分かった…
そして、これからの進路、人生最初の岐路の進むべき道標も指し示されて見えてきた…
和哉の顔付きがすっかり変わった感じがする。
ああ、昔の、あの五年前の和哉だ…
あの和哉が、今、このわたしの目の前に蘇って現れた…
あのかわいい、大好きだった和哉がいる…
そして、ずっと、この五年間、わたしの脳裏の片隅にしまっておいた和哉との禁断の想い、あの罪悪感が消えたのだ。
これで本当に、和哉とわたしの五年間が終わった…
あの真夏の夜の夢の様な始まりの夜が、ようやく終わりを告げる事ができた…
そう、心から実感し、思われた。
それはこの目の前にいる和哉のスッキリとした顔を見て、更に実感されたのである。
それにこの想いはまず第一に、和哉がスッキリできれば良いのであった。
終わるのである…
「全部スッキリできたの…」
とりあえず、わたしは訊いた。
「はい、全部スッキリしましたぁ…」
にこやかに、軽やかに、和哉は返事をしてくる。
「これで僕の五年間の迷走の時間が終わり、終わりにできます…
そして明日から、新しい一歩を踏み出す事ができそうです…
美冴さんありがとう…」
「そ、そんな、ありがとうだなんて…
元はといえば、わたしがあんな消え方しなければ…」
「それは、もういいんです、それを云ってしまうとまた、堂々巡りになっちゃいますから…」
「そうか…」
「それよりも、今も、いや、今迄以上に綺麗でいてくれてありがとうございます…」
そんな和哉の言葉に、わたしは感無量の想いが湧いてきてしまうのである…
そしてまだ、わたし達二人の再会の夜は終わらない…
