
シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2
50 朱美さん…
「僕、意外にモテるみたいで…」
和哉は自信なさそうな口調なのだが、自信たっぷりな内容の言葉を云ってきた。
だけどこの目の前にいる和哉を見ると、なんとなくその彼曰くの、『意外にモテる』という意味が分かる様な気がしてくるのである。
「実は、大学入ってからずうっと彼女がなんだかんだといたんです」
と、云ってきた。
「そ、そうなんだ…」
確かに笑顔の爽やかさ、それに清潔感があるし…
聡明さと優しさが顔だけでなく、全体的な雰囲気から滲み出ているし…
たまに見え隠れする大人の男の匂いも、そしてギャップを感じる笑顔に魅力を感じるし…
確かに、それらがモテる要因なのかも…
「それも、全部、美冴さんのおかげなんです…」
「えっ、わたしのおかげって…」
「あの時の体験からなんだか僕は変わったらしくて…
あれから以降、急にモテる様になったんです…」
「えっ……」
そんな和哉の話しを訊いて、わたしは急に胸がザワザワしてきてしまった。
「ほら、あの時にいたパートの朱美さんにも『変わった』とか…
『大人っぽく、男っぽくなった』とか、急に云われ始めてきて…」
その言葉を訊いて不意に昔の記憶が蘇ってきた。
確かに朱美さんはそう云っていた…
あの五年前、あのファミレスで一緒に働いていたパート主婦の朱美さん、よく自分で
『わたしはぁ、元ヤンでぇ、ヤリマンだったんですぅ…』
と、云っていた。
そんな自らヤリマンと称する位であったから、よく常連のお客とこっそり遊んでいたのも訊いていた。
そんな彼女だから、わたしが和哉との禁断の夜を過ごした翌日の彼を見て、朱美さんは和哉の変化を敏感に察知していた。
あの朱美さんならなんかわかるわ…
「そうしたら、夏休み明けに高校の同級生から突然告白されて…」
「へえ、そ、そうなんだ」
「あ、はい、それからなんです、なんか彼女が出来る様になってきていて…」
胸のザワザワが止まらない、いや、ますます増してきていた…
「あの美冴さんとの体験からなんで、あれから急に僕が男になったのかなぁって…
だから、美冴さんのおかげなんかなぁって…」
と、和哉はわたしを見つめながら言ったのだ。
そしてその目の輝きが、再び妖しくなってきていた。
や、ヤバい、また火を点けてしまったか…
「僕、意外にモテるみたいで…」
和哉は自信なさそうな口調なのだが、自信たっぷりな内容の言葉を云ってきた。
だけどこの目の前にいる和哉を見ると、なんとなくその彼曰くの、『意外にモテる』という意味が分かる様な気がしてくるのである。
「実は、大学入ってからずうっと彼女がなんだかんだといたんです」
と、云ってきた。
「そ、そうなんだ…」
確かに笑顔の爽やかさ、それに清潔感があるし…
聡明さと優しさが顔だけでなく、全体的な雰囲気から滲み出ているし…
たまに見え隠れする大人の男の匂いも、そしてギャップを感じる笑顔に魅力を感じるし…
確かに、それらがモテる要因なのかも…
「それも、全部、美冴さんのおかげなんです…」
「えっ、わたしのおかげって…」
「あの時の体験からなんだか僕は変わったらしくて…
あれから以降、急にモテる様になったんです…」
「えっ……」
そんな和哉の話しを訊いて、わたしは急に胸がザワザワしてきてしまった。
「ほら、あの時にいたパートの朱美さんにも『変わった』とか…
『大人っぽく、男っぽくなった』とか、急に云われ始めてきて…」
その言葉を訊いて不意に昔の記憶が蘇ってきた。
確かに朱美さんはそう云っていた…
あの五年前、あのファミレスで一緒に働いていたパート主婦の朱美さん、よく自分で
『わたしはぁ、元ヤンでぇ、ヤリマンだったんですぅ…』
と、云っていた。
そんな自らヤリマンと称する位であったから、よく常連のお客とこっそり遊んでいたのも訊いていた。
そんな彼女だから、わたしが和哉との禁断の夜を過ごした翌日の彼を見て、朱美さんは和哉の変化を敏感に察知していた。
あの朱美さんならなんかわかるわ…
「そうしたら、夏休み明けに高校の同級生から突然告白されて…」
「へえ、そ、そうなんだ」
「あ、はい、それからなんです、なんか彼女が出来る様になってきていて…」
胸のザワザワが止まらない、いや、ますます増してきていた…
「あの美冴さんとの体験からなんで、あれから急に僕が男になったのかなぁって…
だから、美冴さんのおかげなんかなぁって…」
と、和哉はわたしを見つめながら言ったのだ。
そしてその目の輝きが、再び妖しくなってきていた。
や、ヤバい、また火を点けてしまったか…
