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シャイニーストッキング

第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2

 163 最後の夜(25)

「さあ和哉…おいで…」
 わたしは備え付けの露天風呂から出てきた和哉を両手を広げて迎えた。
 ベッドルームの照明を落とし、昼間穿いていた太腿で留まるタイプの黒いストッキングを身に着け、恥ずかしいけれどもノーパンで迎えたのだ。

 そして和哉はそんなわたしの姿を見るなり目を見開いて、おそらく急激に昂ぶり、興奮をしているようである。
 そしてベッド上に登り、いきなりわたしのストッキング脚の爪先にしゃぶり付いてきたのだ。

 ああっ…

「んんっ…」
 わたしはビクッとそのしゃぶられた左脚を震わせ、喘ぎを漏らしてしまう。

 このストッキング脚の爪先しゃぶり…

 これはわたしにとって、いや、和哉とわたしのストッキングラブの原点であり、ゆうじによって更にストッキングラブの快感を育まれた、より敏感で、堪らない愛撫の一つでなのである。
 ストッキングを穿いている爪先を舐め、しゃぶられるという行為、いや、愛撫は、もちろんこの和哉との五年前のストッキングフェチな経緯からの逢瀬が初めての体験なのだが、それ以来、わたしにとっての、より敏感な性感帯の一つとなったのだ。
 昔を思い出しても、この爪先を舐められる、しゃぶられる、という愛撫に敏感に反応し、身悶え、喘ぎ、淫れてしまっていた記憶がある。

 そして和哉にしてもこうして興奮して真っ直ぐにしゃぶってくるという事は、わたしにとってこのストッキング脚の爪先が特別な、敏感な、まるでもう一つのクリトリスの如くに敏感な存在である様に、彼にとっても特別な存在感なのであろう…
 と、感じられるのだ。

「んっ、んんっ…」
 そしてわたしはそのストッキング脚の爪先しゃぶりに身悶えし、喘いでしまう。

「あぁ、はぁん、んん…」

 ズキズキズキズキ…

 子宮の昂ぶりと疼きが、どんどんと増してくる。

 ああ、堪らない…

「はぁん、んんっ、あぁ、かずやぁ…」

 わたしは淫らに喘いでしまう。

 チュパ、チュパ、チュパ…

 和哉の夢中になってしゃぶるいやらしい音が聞こえてくる。
 そして爪先が本当にクリトリスの如くに敏感に感じてしまい、子宮が激しく疼きを増してきていた。

 ズキズキズキズキ…

 すると和哉はストッキング脚の爪先をしゃぶりながらも、左手でわたしの右脚を爪先からゆっくりと撫でてきたのだ。




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