
シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2
220 心の原点
あっ、ああそうか…
和哉という存在感が入り込む余地があるのかということは、今更、問題ではないのだ…
違うのである…
入り込む余地どころではなく…
元々、居たんだ…
存在していたんだ…
ゆうじよりも、健太よりも…
先に和哉は存在していたのだ…
わたしは和哉との関係が、禁断の関係である、いや、あったが故に、自分勝手に罪悪感を持ち、そのせいで脳裏の片隅にしまって蓋をして鍵を掛けていたのだ。
そうだ…
そうだった、あの佐々木ゆかり課長の時の視線に違和感を感じていた時期に、そう自分自身で理解をしていた筈だったのに…
そしてもっと以前で云うならば、ゆうじとの付き合い始めの時点で、わたし自身で自ら脳裏の片隅にしまい込んだのである。
そう、さすがに17歳の和哉との禁断の関係の約半年後であったし、いくらゆうじ相手でもさすがに云えなく、隠して、脳裏の片隅にしまい込み、蓋をして、鍵を掛けるしか方法が無かったのだ…
だから、入り込む余地どころではないのである…
いや、ある意味、わたしという存在の原点が…
和哉…なのだ。
あの五年前に和哉との禁断の関係があったから、いや、和哉という存在があったからこそ、当時の元旦那との離婚問題の精神的不安要素と、動揺と、そして心の衝撃をなんとか無事に乗り込える事が出来たのだ。
ある意味、あの時和哉が居なかったら一体どうなっていたのか…
多分、わたしは壊れてしまったかもしれなかった…
そのくらいの精神的なショック、衝撃、動揺を感じた。
和哉との禁断の関係の逢瀬にかなり癒された…
それがあったから…
和哉が居たから…
その後のゆうじとの関係に繫がったといえるのだ。
たがら…
だから、ある意味和哉の存在は…
わたし自身の存在の原点なのだ、いや、そうなんだ…
入り込む余地どころではなくて、最初のわたし自身の出発点であり、そもそもの心の原点でなのである…
後付けはゆうじであり、健太だったのだ…
「ああ、そうなのか…」
その事が分かった瞬間にそう言葉に出して呟いてしまったのだ。
こうして色々と絡み、もつれ合ったこの流れの意味にもようやく理解し、納得できた。
そして和哉の存在感の大きさを改めて実感させられたのだ…
あっ、ああそうか…
和哉という存在感が入り込む余地があるのかということは、今更、問題ではないのだ…
違うのである…
入り込む余地どころではなく…
元々、居たんだ…
存在していたんだ…
ゆうじよりも、健太よりも…
先に和哉は存在していたのだ…
わたしは和哉との関係が、禁断の関係である、いや、あったが故に、自分勝手に罪悪感を持ち、そのせいで脳裏の片隅にしまって蓋をして鍵を掛けていたのだ。
そうだ…
そうだった、あの佐々木ゆかり課長の時の視線に違和感を感じていた時期に、そう自分自身で理解をしていた筈だったのに…
そしてもっと以前で云うならば、ゆうじとの付き合い始めの時点で、わたし自身で自ら脳裏の片隅にしまい込んだのである。
そう、さすがに17歳の和哉との禁断の関係の約半年後であったし、いくらゆうじ相手でもさすがに云えなく、隠して、脳裏の片隅にしまい込み、蓋をして、鍵を掛けるしか方法が無かったのだ…
だから、入り込む余地どころではないのである…
いや、ある意味、わたしという存在の原点が…
和哉…なのだ。
あの五年前に和哉との禁断の関係があったから、いや、和哉という存在があったからこそ、当時の元旦那との離婚問題の精神的不安要素と、動揺と、そして心の衝撃をなんとか無事に乗り込える事が出来たのだ。
ある意味、あの時和哉が居なかったら一体どうなっていたのか…
多分、わたしは壊れてしまったかもしれなかった…
そのくらいの精神的なショック、衝撃、動揺を感じた。
和哉との禁断の関係の逢瀬にかなり癒された…
それがあったから…
和哉が居たから…
その後のゆうじとの関係に繫がったといえるのだ。
たがら…
だから、ある意味和哉の存在は…
わたし自身の存在の原点なのだ、いや、そうなんだ…
入り込む余地どころではなくて、最初のわたし自身の出発点であり、そもそもの心の原点でなのである…
後付けはゆうじであり、健太だったのだ…
「ああ、そうなのか…」
その事が分かった瞬間にそう言葉に出して呟いてしまったのだ。
こうして色々と絡み、もつれ合ったこの流れの意味にもようやく理解し、納得できた。
そして和哉の存在感の大きさを改めて実感させられたのだ…
