
シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一
66 元カノという存在
「少し早いけど起きちゃおうかな」
そう呟きながらきよっぺは起きた。
「トーストとベーコンエッグくらいなら出来るけど?」
「ああ、いただこうかなぁ」
「うん、じゃあ用意してくるね」
彼女は寝室を出ていく。
カラダの線もそれ程は崩れてはいないなぁ…
その寝室を出て行く後ろ姿を見ながらそう思っていた。
昨夜、幼馴染みの宮本まさやんが
『運命の再会かもよ…』
と、冗談混じりに言ったのだが、本当にそうなってしまった。
そして20年振りの再会なのだが、会った瞬間からなぜか、二人の間にはそんな時間の壁は感じ無く、すんなりと、昔の、あの27年前のあの頃の二人にスッと戻れたようであったのだ。
元カノってそんなモノなのかなぁ…
そういえば社会人になってから、父親が亡くなる前後以来、殆ど帰省等はしていなかったから、そんな元カノとか、昔遊んだ女等との再会はした事は無かった。
すんなりと、昔に戻れるんだなぁ…
そうしみじみ考えていると
「コッペ、朝ご飯できたわよぉ」
と、呼ばれる。
「あっ」
ベッドから起き上がると、素っ裸であったのだ。
そうだよな、昨夜は寝落ちする前はヤル気満々だったんだから…
そう思いながら慌てて服を着る。
「コーヒーはブラック?」
私は頷きながらテーブルに座る。
こんな朝メシは、この前の律子以来か…
と、ふと、また再び律子の事が浮かんできたのだ。
きよっぺと律子は見た目は真逆なんだが…
だがこうして何度となく律子が浮かぶという事は
やっぱり二人の内面は、意外にも似ているのかもしれないなぁ…
そうきよっぺを見ながら思っていた。
やっぱり、だからいつも律子にときめきを感じてしまうのかな…
「やだぁ、また、見てくるぅ…
スッピンなんだからあまり見ないでよぉ…」
すると突然、気恥ずかしそうに言ってきた。
「あ、ごめん…
なんかさ、こんな朝メシ久しぶりだなぁってさ…」
とっさに誤魔化す。
さすがに本当の事は言えない。
「ふうん、いい人いないんだぁ」
「うん…」
「なんか嘘くさいけどねぇ」
と、悪戯っ子の様な笑みを浮かべて言ってきた。
ブー、ブー、ブー、ブー…
その時携帯電話が着信する。
「あ…」
その着信は弟の健次からであった…
「少し早いけど起きちゃおうかな」
そう呟きながらきよっぺは起きた。
「トーストとベーコンエッグくらいなら出来るけど?」
「ああ、いただこうかなぁ」
「うん、じゃあ用意してくるね」
彼女は寝室を出ていく。
カラダの線もそれ程は崩れてはいないなぁ…
その寝室を出て行く後ろ姿を見ながらそう思っていた。
昨夜、幼馴染みの宮本まさやんが
『運命の再会かもよ…』
と、冗談混じりに言ったのだが、本当にそうなってしまった。
そして20年振りの再会なのだが、会った瞬間からなぜか、二人の間にはそんな時間の壁は感じ無く、すんなりと、昔の、あの27年前のあの頃の二人にスッと戻れたようであったのだ。
元カノってそんなモノなのかなぁ…
そういえば社会人になってから、父親が亡くなる前後以来、殆ど帰省等はしていなかったから、そんな元カノとか、昔遊んだ女等との再会はした事は無かった。
すんなりと、昔に戻れるんだなぁ…
そうしみじみ考えていると
「コッペ、朝ご飯できたわよぉ」
と、呼ばれる。
「あっ」
ベッドから起き上がると、素っ裸であったのだ。
そうだよな、昨夜は寝落ちする前はヤル気満々だったんだから…
そう思いながら慌てて服を着る。
「コーヒーはブラック?」
私は頷きながらテーブルに座る。
こんな朝メシは、この前の律子以来か…
と、ふと、また再び律子の事が浮かんできたのだ。
きよっぺと律子は見た目は真逆なんだが…
だがこうして何度となく律子が浮かぶという事は
やっぱり二人の内面は、意外にも似ているのかもしれないなぁ…
そうきよっぺを見ながら思っていた。
やっぱり、だからいつも律子にときめきを感じてしまうのかな…
「やだぁ、また、見てくるぅ…
スッピンなんだからあまり見ないでよぉ…」
すると突然、気恥ずかしそうに言ってきた。
「あ、ごめん…
なんかさ、こんな朝メシ久しぶりだなぁってさ…」
とっさに誤魔化す。
さすがに本当の事は言えない。
「ふうん、いい人いないんだぁ」
「うん…」
「なんか嘘くさいけどねぇ」
と、悪戯っ子の様な笑みを浮かべて言ってきた。
ブー、ブー、ブー、ブー…
その時携帯電話が着信する。
「あ…」
その着信は弟の健次からであった…
