
シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一
91 希望の『望(のぞみ)』①
『あっ、そうそう、ヒロさん覚えてるでしょう?
たまにねぇ、お客様で来てくれてるの』
「あ、ヒロさんかぁ…」
ヒロさん…
忘れはしない、大先輩である。
『すごいのよぉ、今でもまだサーフィン続けててさぁ、いつも日焼けで真っ黒なのよぉ』
「へぇ、今でもやってるんだぁ」
『うん、あ、こうちゃんも黒いはねぇ』
「いや、オレのはゴルフ焼けだよ…
ゴルフはサラリーマンの必需だから」
『ふうん…』
そう呟きながら、鏡の中のノンは私を見つめてくる。
その彼女の目を見ると、本当にあの頃の想いが蘇ってきて、回顧、懐古してしまう…
昨夜といい、今日といい、こんな懐かしい青春の思い出の中でのとびきりの存在の二人の元カノとの再会に、本当に心が揺れてしまっていたのである。
「ヒロさんかぁ…
やはり今でも歯科技工士なの?」
『うん、そうよ…』
そして再び、想いがあの頃へと還っていく…
あれはノンとちゃんと付き合う事にして、それまでつるんでいた不良仲間とは少し距離を置き、すっかりノンの家に入り浸っていた夏休みの8月上旬の頃であった。
私とノンは毎日の様に彼女の両親不在の家でヤりまくっていた、そしてノン自身もかなり快感が昂ぶる様になり、まるで麻薬中毒患者の如くにセックスにハマっていた頃でもあったのだ。
そしてセックスを済ますと、訳もなく駅前の喫茶店に行くという毎日を繰り返し送っていたある、夏の暑い日…
その喫茶店で、野球部の先輩であり、本当に尊敬していたヒロさんと会ったのである。
「おう、大原じゃん」
その声に振り返るとヒロさんが彼女と座っていた。
「あっ、ヒロさん、お久しぶりです」
そこには見るからに真っ黒なサーファーの尊敬する先輩のヒロさんが居たのである。
「ヒロさん、サーファーなんすね」
「ああ、すっかりハマっちゃってさぁ…
大原は?…」
そう言って自分を見てくるヒロさんの目が…
すっかりグレてんだなぁ…
と、語り掛けてきている様であった。
「大原、お前の気持ちはよく分かるよ、俺もあの時はそうだったから…」
と、自らの高校3年時の再起不能の怪我を懐古しているかの様に言ってきたののだ。
私は本当にヒロさんを尊敬していたのだ…
『あっ、そうそう、ヒロさん覚えてるでしょう?
たまにねぇ、お客様で来てくれてるの』
「あ、ヒロさんかぁ…」
ヒロさん…
忘れはしない、大先輩である。
『すごいのよぉ、今でもまだサーフィン続けててさぁ、いつも日焼けで真っ黒なのよぉ』
「へぇ、今でもやってるんだぁ」
『うん、あ、こうちゃんも黒いはねぇ』
「いや、オレのはゴルフ焼けだよ…
ゴルフはサラリーマンの必需だから」
『ふうん…』
そう呟きながら、鏡の中のノンは私を見つめてくる。
その彼女の目を見ると、本当にあの頃の想いが蘇ってきて、回顧、懐古してしまう…
昨夜といい、今日といい、こんな懐かしい青春の思い出の中でのとびきりの存在の二人の元カノとの再会に、本当に心が揺れてしまっていたのである。
「ヒロさんかぁ…
やはり今でも歯科技工士なの?」
『うん、そうよ…』
そして再び、想いがあの頃へと還っていく…
あれはノンとちゃんと付き合う事にして、それまでつるんでいた不良仲間とは少し距離を置き、すっかりノンの家に入り浸っていた夏休みの8月上旬の頃であった。
私とノンは毎日の様に彼女の両親不在の家でヤりまくっていた、そしてノン自身もかなり快感が昂ぶる様になり、まるで麻薬中毒患者の如くにセックスにハマっていた頃でもあったのだ。
そしてセックスを済ますと、訳もなく駅前の喫茶店に行くという毎日を繰り返し送っていたある、夏の暑い日…
その喫茶店で、野球部の先輩であり、本当に尊敬していたヒロさんと会ったのである。
「おう、大原じゃん」
その声に振り返るとヒロさんが彼女と座っていた。
「あっ、ヒロさん、お久しぶりです」
そこには見るからに真っ黒なサーファーの尊敬する先輩のヒロさんが居たのである。
「ヒロさん、サーファーなんすね」
「ああ、すっかりハマっちゃってさぁ…
大原は?…」
そう言って自分を見てくるヒロさんの目が…
すっかりグレてんだなぁ…
と、語り掛けてきている様であった。
「大原、お前の気持ちはよく分かるよ、俺もあの時はそうだったから…」
と、自らの高校3年時の再起不能の怪我を懐古しているかの様に言ってきたののだ。
私は本当にヒロさんを尊敬していたのだ…
