
シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一
90 絶望の『望(のぞみ)』⑥
そんな絶望の毎日の、とある初夏の7月の上旬位に、このノンこと、『絶望の望』と出会ったのである。
それは常に駅前でたむろしている事に、飽き飽きしていた頃であった。
ノンは気付くと、いつの間にかに自分達の不良グループの中に居たのだ。
正確にはこんな日々の虚無感を感じている自分に嫌気が差してきていた時期でもあり、ただ気付かなかっただけなのであったのだが、ノンの友達3人の中の一人が仲間の彼女となり、いつの間にかに一緒にたむろするようになったのであった。
『ねぇ、こうちゃん…』
『こうちゃん…』
と、いつの間にかに当時の自分に懐いてくる様になっていた。
そしてその時期に、そんな虚無感のせいもあり付き合っていた、いや、都合よくヤらせてくれていた一つ年上の彼女と別れてしまっていたので、気付くと今度はそんなノンがやけに可愛く感じてきたのである。
『わたしの望はさぁ、希望の望じゃなくてさぁ、絶望の望(のぞみ)なのよねぇ…』
そしていつもそんな事を言っている彼女にも興味が湧いてきていたのだ。
そんな初夏のある時…
『ねぇ、わたしぃこうちゃんが好き』
そう言ってきたノンに
「よし、ヤらせてくれたら彼女にしてやるよ」
と、そう言って彼女にした。
『ねぇ、わたしん家おいでよ…
普段は誰もいないからさぁ』
そんなノンの言葉にあの昔のきよっぺとの想いを重ね、そして夫婦で美容室を営んでいるノンの両親不在の家に入り浸る様になっていったのだ。
もちろんヤりたい盛りでもあったのだが、ただただ何の目的もなく彷徨く、排他的な毎日に変化や、刺激が欲しくなり、飽き飽きしていたという理由もあったのだ、だが、本音は、この明るいノンが可愛く感じてきて、自分の中にある絶望の想いの中での一筋の光明に見えてきていたのである。
そう、こんなにも自分に懐いてくれている彼女が、自分にとっての絶望の中での一つの希望になってきていたのであった…
だから、当時の私にとっては
『絶望の望(のぞみ)』ではなくて
『希望の望(のぞみ)ノン』なのであった…
そんな絶望の毎日の、とある初夏の7月の上旬位に、このノンこと、『絶望の望』と出会ったのである。
それは常に駅前でたむろしている事に、飽き飽きしていた頃であった。
ノンは気付くと、いつの間にかに自分達の不良グループの中に居たのだ。
正確にはこんな日々の虚無感を感じている自分に嫌気が差してきていた時期でもあり、ただ気付かなかっただけなのであったのだが、ノンの友達3人の中の一人が仲間の彼女となり、いつの間にかに一緒にたむろするようになったのであった。
『ねぇ、こうちゃん…』
『こうちゃん…』
と、いつの間にかに当時の自分に懐いてくる様になっていた。
そしてその時期に、そんな虚無感のせいもあり付き合っていた、いや、都合よくヤらせてくれていた一つ年上の彼女と別れてしまっていたので、気付くと今度はそんなノンがやけに可愛く感じてきたのである。
『わたしの望はさぁ、希望の望じゃなくてさぁ、絶望の望(のぞみ)なのよねぇ…』
そしていつもそんな事を言っている彼女にも興味が湧いてきていたのだ。
そんな初夏のある時…
『ねぇ、わたしぃこうちゃんが好き』
そう言ってきたノンに
「よし、ヤらせてくれたら彼女にしてやるよ」
と、そう言って彼女にした。
『ねぇ、わたしん家おいでよ…
普段は誰もいないからさぁ』
そんなノンの言葉にあの昔のきよっぺとの想いを重ね、そして夫婦で美容室を営んでいるノンの両親不在の家に入り浸る様になっていったのだ。
もちろんヤりたい盛りでもあったのだが、ただただ何の目的もなく彷徨く、排他的な毎日に変化や、刺激が欲しくなり、飽き飽きしていたという理由もあったのだ、だが、本音は、この明るいノンが可愛く感じてきて、自分の中にある絶望の想いの中での一筋の光明に見えてきていたのである。
そう、こんなにも自分に懐いてくれている彼女が、自分にとっての絶望の中での一つの希望になってきていたのであった…
だから、当時の私にとっては
『絶望の望(のぞみ)』ではなくて
『希望の望(のぞみ)ノン』なのであった…
