屋上にいたヤンキーくん
第2章 「あれ…サボってんの?」
「紀衣ちゃーん!!」
「寛太くん?」
「あんなぁまた宿題見してくれへん?」
「あっ…いいよ~」
私は机の引き出しから、ノートを取り出し寛太くんに渡した。
どれだけ人のものを見てやるんですか…。
まぁいいけど…。
授業とかめんどいしサボろうかな…。
私はサボることにした。
そして屋上に向かった。
園山くんいるのかな…。
━━ギィー。
屋上の扉を開けた。
空は青くて、どこまでも広く続いていた。
やっぱり空は落ち着くなぁ…。
いやいや…。
空を見に来たわけじゃない…。