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屋上にいたヤンキーくん

第2章 「あれ…サボってんの?」



園山くんいるのかな…。

屋上を見渡しても誰の姿もない。
私一人だけかぁ…。


私は諦めて教室に戻ろうとし、扉に手をかけた瞬間、誰かにぶつかった。



━━ドンっ…。

痛っ…。
だ、誰…?



私は恐る恐る顔をあげるとそこには…。





「園山くん…」


「お、おまえ…。」


目の前には園山くんがいた。
相変わらず髪は金髪で、耳にはピアスがついていた。



「あれ…サボってんの?」


「ち、違います!!」


「敬語になってんぞー」

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