屋上にいたヤンキーくん
第2章 「あれ…サボってんの?」
教室に入るとそこには、あいつがいた。
「お前もここのクラス?」
「そうだけど…。園山くんも?」
「おう…」
まじかよ…。
同じクラスだったのかよ。
初めて知った。
それもそうか…。
俺、入学式から来てねぇもんな。
でも一緒のクラスって運命?
ってなに言ってんだ…俺。
「俺、どこの席だっけな?」
「多分私の隣…」
「え?」
俺は教卓に置いてある座席表を見た。
あいつが言った通り、俺の席は隣になっていた。
まじかよ…。
クラス一緒、席は隣…。
完璧やべぇだろ…。