
20日ネズミ一家
第1章 20日ネズミ一家
チューーーーーーーー!チューーーーー!
寿美礼ーー!! 芳子ーー!!
何処にいるの?!姿が見えないわよ!
ここよ!身動きが、出来ないのよ!
あたしは、まだ声が出せるけど、
寿美礼はもう、声も出せないのよ、
人間が、台所の柱の真下に仕掛けた罠、ネズミホイホイ。ネズミホイホイの中を歩くと、セメダインを塗り込んだような、接着力のせいで、すぐに歩けなくなるのだ。
啓子は、黒猫の姿が、見えないのを確認して、再び、台所のフローリングの上に降りた。
用心しながら、ネズミホイホイの中を、覗き込むと、寿美礼は、すでに、顔がべったり接着されていて、身動きが出来ない状態になっていた。
チューーーーチューーーーー
啓子、私と寿美礼はもう、にげられないわ、私達のことは、もういいから、啓子だけでも先に逃げて、
ネズミホイホイの中で、まだ、声が出せる、芳子が、啓子に話しかけた。
寿美礼ーー!! 芳子ーー!!
何処にいるの?!姿が見えないわよ!
ここよ!身動きが、出来ないのよ!
あたしは、まだ声が出せるけど、
寿美礼はもう、声も出せないのよ、
人間が、台所の柱の真下に仕掛けた罠、ネズミホイホイ。ネズミホイホイの中を歩くと、セメダインを塗り込んだような、接着力のせいで、すぐに歩けなくなるのだ。
啓子は、黒猫の姿が、見えないのを確認して、再び、台所のフローリングの上に降りた。
用心しながら、ネズミホイホイの中を、覗き込むと、寿美礼は、すでに、顔がべったり接着されていて、身動きが出来ない状態になっていた。
チューーーーチューーーーー
啓子、私と寿美礼はもう、にげられないわ、私達のことは、もういいから、啓子だけでも先に逃げて、
ネズミホイホイの中で、まだ、声が出せる、芳子が、啓子に話しかけた。
