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20日ネズミ一家

第1章 20日ネズミ一家

母ネズミは、残っている五匹の子ネズミ達に、説明の話の続きを始めた。

チューー チューー

いいかい、お前たち、お母ちゃんが点検をして、これは食べていいよ!って言うまでは、やたらに食べちゃいけないよ!2本足の人間は、罠をしかけるのが、得意なんだよ、それから人間は、用心棒を雇っているからね、

チューー チューー

お母ちゃん、用心棒って、どんな奴なの、凄く強いの?


チューー チューー

啓子、いい質問だね、その用心棒ってのは、猫のことだよ、この家には黒猫が住んでいて、昼も、夜も、よく寝ている。でもまたに気が向くと、ネズミ狩りをやるんだよ、お前達のお父さんも、私の兄弟たちは、その黒猫に皆殺しにされたんだよ、


ええっ!!私達のお父さんが、殺されたの?

啓子、お父さんは、男気のある、いい旦那だったんだよ、私を逃がす為に時間稼ぎをしてくれて、そのせいで、黒猫に噛み殺されたんだよ、今でも思い出すと、涙が止まらないのさ。


チューー チューー

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