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綺麗なあの人に抱かれたい!

第2章 抱いてください!

 中学生といえばまだまだ多感なお年頃。私もまだ初々しいもので、恋愛事には興味津々だったし、初めての彼氏も出来て毎日楽しくやっていたものだ。

 高校は都内でもそこそこ有名な女子校に通っていて、常に憧れの存在として周りから敬われていた。
 同性からも告白されてびっくりしたけれど、男に免疫のないお嬢様学校では、同性からの告白は珍しいことではないらしい。

 そして今。
 地元の大学内で私は、憧れの君やら高嶺の花とか、周りから好き放題言われるようになった。



 セックスに興味を抱いたのは高校生の時。女子寮から抜け出しては歓楽街に足を向け、SNSで知り合った男と楽しい一時を過ごしたことは数えきれないほど。決して褒められた行為ではないけれど、この経験が私を強くした。

 弱くて泣き虫だった女は武術を学んだことで自信をつけ、そして今、苦手だった男と夜な夜な遊び呆けるクソビッチの爆誕である。



 近寄ってくる男は大抵、私の身体が目当て。
 私もセックスは大好きだし、身体が目当てでも何ら問題はなくて、むしろ大歓迎なところ。

 でも、常に入れ食い状態の私でも、どうしても受け入れがたい種類の男もいる。

 ひとつは恋人か妻持ちの男。
 もうひとつは、イケメンの部類に属する男。

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