綺麗なあの人に抱かれたい!
第7章 恋って何だろう?
「奈々ちゃんはいい子だからね。奈々ちゃんの人となりをちゃんと見てくれる人なら、任せても安心だろうなって」
「でも……その人が恋愛的な意味で好きなのかどうか、自分じゃよくわからなくて」
「え?」
今度はタケくんが首を傾げる。
「……え、本気で言ってる?」
「……うん」
「でも、どうみても奈々ちゃん、その人に恋してるようにしか見えないけど」
「こ、恋っ?」
驚いた。
私、卯月さんに恋してるの?
そんな風に周りからは見えるの?
「だって、その人が傍にいないと不安になったり、その人の言葉に一喜一憂したり。1日中ずっとその人のことばかり考えてるって、それってもう、恋でしょ」
当然のように告げられて目を丸くする。
そうなのかな。私、ちゃんと自覚出来ていないだけで、本当は卯月さんが好きなのかな。
長く恋愛から遠ざかっていたせいなのか、いまいち実感が湧かない。中学生の頃は恋だってしてたし、彼氏がいた時期もあったのに、あの頃抱いていたキラキラな恋心が、全く思い出せない。
恋心って、どうやって自覚するんだっけ。
私、あの頃どうやって、恋愛してたっけ?
うんうん唸りながら考える。
頭をフルに働かせてみても、あの頃の感覚は取り戻せない。答えも出てこない。
「その人ってさ」
「?」
「奈々ちゃんのどこに惹かれたんだろうね」
「え……」
ぱち、と瞬きを落とす。
タケくんは相変わらずの爽やかな笑顔だ。
「でも……その人が恋愛的な意味で好きなのかどうか、自分じゃよくわからなくて」
「え?」
今度はタケくんが首を傾げる。
「……え、本気で言ってる?」
「……うん」
「でも、どうみても奈々ちゃん、その人に恋してるようにしか見えないけど」
「こ、恋っ?」
驚いた。
私、卯月さんに恋してるの?
そんな風に周りからは見えるの?
「だって、その人が傍にいないと不安になったり、その人の言葉に一喜一憂したり。1日中ずっとその人のことばかり考えてるって、それってもう、恋でしょ」
当然のように告げられて目を丸くする。
そうなのかな。私、ちゃんと自覚出来ていないだけで、本当は卯月さんが好きなのかな。
長く恋愛から遠ざかっていたせいなのか、いまいち実感が湧かない。中学生の頃は恋だってしてたし、彼氏がいた時期もあったのに、あの頃抱いていたキラキラな恋心が、全く思い出せない。
恋心って、どうやって自覚するんだっけ。
私、あの頃どうやって、恋愛してたっけ?
うんうん唸りながら考える。
頭をフルに働かせてみても、あの頃の感覚は取り戻せない。答えも出てこない。
「その人ってさ」
「?」
「奈々ちゃんのどこに惹かれたんだろうね」
「え……」
ぱち、と瞬きを落とす。
タケくんは相変わらずの爽やかな笑顔だ。