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レンタル彼氏に一途に愛されて

第1章 サイトで知り合った人

「502号室です。」

「有難う。」

坂本さんは、緊張していない振りをして、私を502号室に連れて行ってくれた。

部屋のドアが閉まり、坂本さんは上着を脱ぐ。

私もジャケットを脱いだ。

「シャワー、浴びる?」

「はい。」

「先にどうぞ。」

坂本さんは紳士的に、浴室のドアを開けてくれた。

ドキドキしながら、浴室で服を脱ぎ、シャワーを浴びる。

こうして抱かれるのが、10年振り。

しかも、付き合っていない男性と。

シャワーを浴び終わった後、バスタオルを巻いて、浴室を出た。

「急いで浴びてくるから、少しだけ待っててね。」

坂本さんは、入れ替わりに浴室に入って行った。

直ぐに、シャワーの音がする。

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