甘い蜜は今日もどこかで
第6章 【キミの隣に居たい】
長過ぎた春だから。
足を開いて顔が沈んでいく。
躊躇うのは見てるから?
「ジロウが舐めるとこ、見てちゃダメ?」
どんな顔して舐めてくれるの?
見てるとどんどんエッチな気分になってくるの。
「下手だったら教えてください」
「ん……了解」
少し指で広げて割れ目に沿って舌を這わせてきた。
舌先でクリトリスを転がしてきて
「あ……そこ」と声を漏らしてしまう。
レロレロされて天を仰いだ。
頭を撫でてあげながら腰を動かす。
舌が挿入ってきた。
「んんっ……ジロウ、こっち見ながら舐めて…っ」
目を合わせる方が最高に興奮するよ。
腰動いてるのわかってるでしょ?
ジロウの顔に擦り付けて喘いでるよ。
「手マンして、クリは舐めてて…ずっと」
指示しながら火照る身体が絶頂に向かう。
「あぁん……ハァハァ……そう、ジロウ…上手……コレすぐイキそうになるから覚えてて」
「ハァハァ……わかりました」
「あんっ……あぁっ…それっ……んんっ……イク……イっちゃう、今日ダメ、すぐイっちゃう……んんっ…んんっ……イクイク…っ」
擦り付けながら痙攣してイってしまった。
ぐったりして仰向けで寝てしまう私に手マンしながら乳首を舐めてきた。
「あぁっ…イったばっかだから…っ」
「もっとイかせるって決めてたんで」
真面目な顔して堂々と宣戦布告してくれるじゃない。
「どうぞ、ヘロヘロになってください」なんて私にそんなこと言っちゃうのね。
本来ならSの私はジロウをヒィヒィ言わせて泣かせるくらいなんだろうけど、今日の私はまるでダメ。
使いものにならないくらいジロウに翻弄されている。
「ジロウ、キスして」
キスのおかわりは何度もしてくれる。
ジロウの舌って甘いの。
ずっと吸ってたい……絡ませてたい。
離れると「まだ…」って甘えちゃうのは百歩譲って許してね。
舐めたり舐められたりしてるとね、欲しくなるんだよ。
ボクサーパンツの上から弄るの。
こら、腰引かないの。
凄い勃起してるよ?
先っぽがもう濡れてる。
唇を離してトロンとしてるジロウに「私も舐めるね」と顔を沈める。
「あっ……椿さんっ」