甘い蜜は今日もどこかで
第6章 【キミの隣に居たい】
初めて見たよ、そんな顔。
男になれるんだね、ジロウも。
トロトロになるくらいの熱いキスを交わして、まだ離れたくないのに引いたりしてさ、弄んでるつもり?
「可愛い、椿さんと……やっと……」
「待って、まだ泣くの早いよ」
「今のは消毒です、今日も僕が全部消し去って上書きしますから……ていうかこれからは僕だけの椿さんですよ…?」
「うん……そうだね、私も、ジロウしか見えてないから」
「はい……夢じゃないですよね?僕、今から椿さんと……」
「私と…?何するの…?」
「え………えっと、あ、アレ……忘れてました、僕としたことが!か、買ってきます!」
「え、待って、ジロウ」
ベット脇の引き出しから出したコンドーム。
箱ごと出して開けた。
いくつか連なったままのをそのまま見せて「全部使う?足りる?」って言ってら茹でダコ状態になるから笑ってしまった。
「全部……使っちゃうかも知れません、良いですか?」
冗談で言ったのに真に受けちゃうんだ。
じゃ、使っちゃう?
良いよ、私は。
「良いも何も、ジロウと使う為に買っておいたヤツだから遠慮なく使お?」
「椿さん……僕、もう我慢出来ないです」
「ん………ジロウの本気、見せて?ジロウになら何されても平気だから」
舌を絡ませながら服を脱がされていく。
下着姿に勃起させちゃってホック外すのちょっと手間取ってて可愛い。
どんな感じで骨抜きにしてくれるのかなって受け身で様子見してたけど。
「あ………ジロウ……もっと舌出して舐めて」
本当は慣れてなくて嬉しいの。
少なくとも社会人になってからお付き合いした人は居ないって聞いてたけど、隠れて付き合ってたりとかしたらどうしようって不安もいつの間にか吹き飛んでた。
触れるたびに私は熱く火照っていくし、ジロウは感激しながら股間を熱くしていた。
「椿さんのおっぱい綺麗です」
「やめてよ、恥ずかしいってば」
「下も凄いトロトロ……舐めても良いですか?」
「バカ、そういうのいちいち聞かなくて良いよ、ジロウの好きなように抱いて……私もこう見えていっぱいいっぱいなの」