甘い蜜は今日もどこかで
第8章 【ずっといつまでも】
食事から帰ってきて鍵開けて入った瞬間にキスされて。
「んんっ……鍵……っ」
まだ締めてないのにすぐ狼になっちゃうんだね。
キスしながらカチャッと締めてくれた。
しゃがんで靴を脱がしてくれて「キャッ」とお姫様抱っこ。
「腕っ…!大丈夫!?」
まだ完治してないのに…!!
「筋トレしてるから全然平気」ってズルい笑顔。
「シャワー浴びなきゃ」
「待てない、良い?今すぐ繋がりたい」
甘い顔と声で誘惑してくるんだね。
弱いの知ってて。
ギュッと抱き着いた。
「後で一緒に入ろう?」
「うん、勿論」
ゆっくり寝室へ連れて行かれてベッドに降ろされたら「トロトロにするから」と唇を塞がれる。
指を絡め合って指輪に触れて
「やっと僕だけの椿だ」って熱い視線で翻弄してくる。
私の扱い、上手になったね。
「傷……痛む?」
腕の傷は皮膚がちょっとえぐれててまだ痛々しい。
服の下ではサポーターを巻いている。
今は取ってるけど。
「いや、大丈夫……無理はしてないよ」
「触ったら痛いかな?」
「もう手術も済んだし大丈夫だけど、ちょっとグロテスクだよね」
「ううん、ジロウが頑張った証拠だもん」と言ってチュッとキスしたら「んっ…」て言うから「痛かった?」って慌ててしまった。
「いや、大丈夫だけど、ちょっとくすぐったくて」
「そうなんだ…?そんな顔見せたらもっとしたくなるけど?」
「腕じゃなくてココが良い」
火照った身体はまだ欲しいようで、股間を握らせてきた。
唾を垂らして手コキしてあげたらすぐ感じちゃうね、我慢出来なくなるの?
腰が浮いちゃうくらい気持ち良いんだ?
頭を沈めて咥えてあげたら即イキだったね。
私のフェラ耐えきれない?
「ハァハァ、ごめんね」
ゴックンして「良いよ」ってキスするの。
唇離したら「まだダメ…」とお強請りしてくる。
舌を出してあげたら悦んで絡ませてくるね。
「ジロウ、お手」
「え?あっ……うぅ……」
言われた通りお手をするジロウに笑いを堪える。