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恋人は社長令嬢

第3章 恋愛に年の差なんて

「言ってないけど、相当気にしてるじゃない?私が高校生だって事。」

「確かに。」

瞬はゴホンと、咳を一つした。

「でも、もう気にしない事にした。」

「えっ?」

「どうやったって、梨々香ちゃんが高校生なのは、変わらないんだし。俺達の年齢差が、縮まる事もないんだから。」

「うん。」

「大切なのは、歳の差じゃなくて、どれくらい相手を”好きなのか”って事だよな。」

瞬の温かい笑顔に、梨々香も笑顔になった。


「ねえねえ。じゃあこれからは、堂々とホテルにも行っちゃうの?」

「いや、それはできない。」

「ウソつき!気にしないって言ったじゃん!」

「制服で行くと、追い返されるんだって。」

「もう!だったら、場所は赤間さんの部屋で、決定ね。」

「えっ!決定?」


そう。

恋愛に、年の差なんて関係ないですよね。

この二人みたいに。


年下が、恋愛の主導権を握る事も、あるしね…

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