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溺れるくらいに愛されたい

第1章 居酒屋で

さすがは、大人の男の人。

私達の言葉なんて、何とも思ってないんだ。


「で?花織ちゃんと柚ちゃんは、彼氏いるの?」

「いないです。」

「寂しいね。」

大学生になれば、恋愛するのは当たり前。

彼氏がいないのは、寂しい事になるん。

でも、実際。周りで彼氏がいる女の子を見ると、羨ましくもある。

「はいはい!お兄さん達は?結婚してるの?」

「してない。まだ独身。」

「そっちの方が、寂しいじゃん!」

花織は毒舌で、この場を沸かせている。

「じゃあ、彼女さんは?」

「いない。独り身。くー。」

大和さんは、泣く振りをしている。

「でも、今日は二人に会えたから、気にしない。」

どうやら、大和さんは陽気な性格のようだ。

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