
👿サディステック👼エンジェル
第2章 秘密の延長
~辻山side~
「辻山先生――――」
声をかけられ振り向くと、そこには天使の微笑みを浮かべる矢先 桃李がいた。
転校して数日…
警戒していたが、ついに話しかけてきたか…。
「ん?どうした~」
授業終わりに声をかけて来るとは――――…廊下にはすでに他のクラスの生徒がチラホラと教室から出て談笑している。
俺は教師の「なんだ?」って、表情を見せつつも――――矢先に話しかけられたことで脳内が「ピーピー」と警告音を響かせる!
「辻山先生って、部活受け持ってないんですね?」
――――部活のことかぁ~焦った!
「あっ、部活も副顧問って感じ――――だから何ヵ所か同時掛け持ちだ…今は、比較的大会が少ないから…暇だけど……秋になったらチョコチョコ忙しくなるかも!」
夏休み中にインターハイのある種目もあるが、俺の所属している部活は予選敗退の弱小部活ばかりである。
「そぅっかぁ~今の時期は…暇――――なんですね?」
――――ゾワッとした!
恐る恐る矢先の顔を見るも――――そこには天使の笑顔があるだけで…悪寒が走るなんて気のせいか?と、首をかしげてしまう。
