
👿サディステック👼エンジェル
第2章 秘密の延長
放課後、部活での要請がないかぎり俺は待機顧問だ。
この時間帯は、明日の授業の準備や資料を出すのに文学資料室にいることが多い――――…。
「はぁ――――…落ち着く…」
ここの資料室は代々現国の教師の個人部屋的使われ方をしているが、今は俺が独占していると言ってもいい!
現国の先生が多かった時代もあったのだろうか、資料室の隣には休憩のための長椅子や給湯施設まで完備されていて部屋がある。
しかも、施錠できるのがありがたい――――…
ここでゆっくりコーヒーを飲みながら…時間を潰す。
この学校の現国の教師になってマジで良かった――――ってのが、この資料室ってのは…微妙だけど…
他の教師にも、こんな部屋がいくつか与えられているのだから…この学校は変なところで教師ファーストが実践されている。
