大人の俺と子どもの私
第4章 初めてのお仕置き
「はぁ…反省した?」
「はぃ…」
弱った声で返事をして何回も頷く。
「今度同じように言われたらどうする?」
「…ヒック……」
「紗南?
まだ叩かれたい?」
その声に怯えて必死に首を振る。
「…ヒック…っ……と……門限、過ぎて、たら…ヒック…かくに…する……。
…ヒック…ヒック……勝手にいていいよって……言わなぃ…。」
バシンッ!!!
「う゛あ゛ぁぁあああ!!!」
「また同じようなことあったらもっときつく叩くからね。」
「…うぅ…ごめんなさぃぃ…」
「ん。じゃあもうおしまい。」
お尻に手を添えると、ビクッとして、泣き止みそうになってた紗南の目からまた涙が溢れた。
真っ赤に染まって、熱を持ってる。
俺の右手も真っ赤だ。