大人の俺と子どもの私
第4章 初めてのお仕置き
泣き叫びすぎて疲れたのか、おしまい。と言った後も膝の上から動こうとしない。
「ヒック……グズ…ゥッ…ヒック…」
「紗南。」
顔を両手で覆ったまま動かない紗南を脇に手を入れて抱っこの形に抱き直す。
冷たい左手をお尻に添えてあげて熱を取ってあげる。
すると、胸にしがみついて声をあげて泣き出した。
そんな紗南の頭を優しく撫でる。
「うわぁぁ…うぅ……。
ごめんなさい…秋ちゃん…ごめんなさい…。」
「フフッ、もう怒ってないよ。
自分の為にも、栞の為にも、ちゃんとルール守ろうね。」
紗南の顔を覗きながら言うと何回も首を縦に振ってる。
「うんうんうん…グズ…」
「ふぅ…フフッ。
俺怖かった?」
ちょっと笑いながら聞くとまたたくさん頷いてる。
「アハハ。
…嫌われちゃったかな…」
流石にやりすぎたかな。。
紗南の耳元で小さくつぶやくと、
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