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それから避けられるようになって、話さなくなって、近づいてこないでって言われて、


紗南からも関わらなくなった。



後から教えてもらった話では、唯は乳児院出身で親のことを知らないから、だから、自分の知らない世界の話をされるのを嫌がったんだと思う。


幼稚園でも友達が親といるのを羨ましそうに見てたらしい。



それから、他の子とも関わってみては最終的に喧嘩が始まる。って流れが多く、ここの人たちとは中々相性が悪かった。



うまく交流関係が作れない中、大人は面倒ごとを嫌い、紗南の周りでは面倒なことが起こるからと、あまり関わりたくないと言われた。




最近は何かあると、また紗南が悪いんでしょ。で片付けられ、紗南が怒られて事が終わることも多い。




そんなことばっかしてたら、紗南の居場所は無くなっていった。





施設でも小学校でも紗南は一人だ。