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大人の俺と子どもの私

第1章 出会い



結局川にはおらず、最後の海が見える公園にたどり着いた。



ここにいなかったら戻ろう。



もう日が落ちてきて、薄暗くなってきた公園を目を凝らしながら探す。




いた。



ベンチに一人座ってる、女の子。


今以上に暗かったら見逃してしまいそうな程、小さな体。



海を見つめてるようだ。




「紗南ちゃん」




後ろから優しく名前を呼ぶ。




「!!!」




俺の声に肩をビクッ!として、そして、そっと後ろに立ってる俺を見た。


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