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大人の俺と子どもの私

第1章 出会い


「さっきは、ごめんね。
部屋に勝手に知らない人入ってきたら嫌だよね」



俯いてる顔を少し覗き見ながら、午前中の事を謝った。



「…」



変わらず何も反応してくれない。




「…ここにはよく来るの?
結構距離あったよね。
良さそうなとこだねー、今度昼にも来てみようかな。」



なんて、少したわいのない話でもしようかと思ったら、





「…ここなら…誰もいないから……」






「ん?」




今にも消えそうな声で返してくれた。



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