大人の俺と子どもの私
第2章 新学期
「あ、秋ー!こっち!」
着くと、美容師の方が3人と子どもたちがまだ2.3人、職員も3人ほどいた。
その中にぐっちもいる。
「紗南の髪切るんだって?
もう少しで他の子たち終わると思うから」
紗南は完全に俺の後ろに隠れてしまってる。
「この子たちで終わりですかー?」
美容師の人が声をかけてたので、
「あっ!最後にお願いしていいですか?」
と声をかけると、足に抱きついてきた。
「おぉ!どうした!?」
「…」
不安げな紗南に目線を合わせるようにしゃがむと、
「…やめとく?」